2015.04.22

築10年が経過したRC住宅・・・定期点検リポート!

おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

 

こんにちは。営業の吉川です。

今回は当社で建築させていただいた鉄筋コンクリート住宅の
定期点検の様子をお伝えします。

 

こちらの住宅は総タイル貼りの外観で3階建て、築10年が経過しています。

当社の場合、建物のお引き渡し後には
3ヶ月後 → 1年目 → 2年目 → 5年目
と定期点検を実施していますが、10年目の点検に関しては外壁や屋根の状況を重点的に確認しています。

築10年が経過したRC住宅・・・定期点検リポート!①三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

3階建てともなると、上階部分ははしごも届かず、外壁状況の詳細は確認できないため、
高所作業車(スカイマスターといいます)を用意しての点検作業となります。

築10年が経過したRC住宅・・・定期点検リポート!②三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

まずはサッシ廻りのシーリングの劣化状況を確認しました。

シーリングは長期間日差しにさらされると、経年劣化により弾力性が失われてひび割れが発生し、
本来の止水性能が失われてしまいます。
目視で確認したところ、こちらの住宅は現状のままであと数年は大丈夫そうです。

シーリングは一般的には約10年で打ち替えが必要とされています。
打ち替えの際には建物周囲に足場を組んでからの作業になります。

築10年が経過したRC住宅・・・定期点検リポート!③三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

外壁のタイル貼り仕上げ部分も、ひび割れやコンクリート下地から剥離していないかを
目視確認します。

こちらは何の不具合も見られず、建築当時の良好な状態を維持していました。

次に屋上の状況をチェックしました。

築10年が経過したRC住宅・・・定期点検リポート!④三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

屋上防水部分は最も強い日差しにさらされるので劣化の激しい箇所となります。
こちらの建物の屋上防水は「ウレタン塗膜防水」仕上げです。

築10年が経過したRC住宅・・・定期点検リポート!⑤三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

防水表面を指でなぞると白い粉が付くようになっていました。
これは塗膜表面が劣化した状態で、「チョーキング現象」と呼ばれます。
今すぐに防水性能が失われる状況ではありませんが、このままだと劣化は確実に進んでいきます。

点検を終え、お客様には
「2~3年後には屋上の防水工事と外壁のシーリング工事をしたほうがいいです」
と報告しました。

しっかりと調査し維持メンテナンスのアドバイスするのも、「家を建てた者」の責任です。
これでお客様も安心してお住まいいただけると思います。

 

次に建物内部を調査しました。
写真は洗面所に設けた点検口から床下を覗いたところです。

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キッチンや洗面室などの水廻りには床組みをおこない、後々点検やメンテナンスがしやすいようにしているのです。
配管の不具合や水漏れは見られず、良好な状態を保っていました。

築10年が経過したRC住宅・・・定期点検リポート!⑦三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

 

 

鉄筋コンクリート住宅はその優れた耐久性が魅力です。

長持ちする鉄筋コンクリート住宅をさらに長持ちさせる。
三和建設では定期点検をはじめ、アフターメンテナンスやリフォームにも全力で取り組んでいます。

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