2016.02.13

展示場スタッフも現場入り・・・コンクリート打設リポート その②

おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
 

※西宮展示場リポート 第1回目はこちらから
西宮に新しい「RCの家」モデルハウスがオープンします!!

 

階上ではポンプ車のアームが伸ばされて、
打設作業順序の確認がおこなわれています。

三和建設西宮展示場コンクリート打設リポートその②打設作業順序の確認

 

準備も整い、打設作業が始まりました。

生コン車からポンプ車へコンクリート移送①

生コン車からシューターを利用して、ポンプ車へコンクリートを送り込みます。

 

生コン車からポンプ車へコンクリート移送②

生コン車からポンプ車へコンクリート移送③

打設は、ポンプ車から一番離れた事務所棟から始まりました。
次々にコンクリートが送られて、型枠内に流し込まれます。

 

その一方で・・・

私たちは階下にいました。
密実なコンクリートを打つには、型枠の隅々まで行き渡らせることが必要です。

朝礼で監督が注意喚起したように、ドア開口下部の立ち上がり部分は
特にコンクリートがまわりにくいのです。

上階からバイブレーターを差し込むのと同時に、
下階では数人で型枠を叩いて振動させ、コンクリートを行き渡らせます。

三和建設西宮展示場コンクリート打設中(型枠を叩く)

奥まで充填できると、立ち上がりの天端の蓋に開けた孔からコンクリートが溢れ出ます。

三和建設西宮展示場コンクリート打設中

 

打設の際に型枠を叩くのは、他にも理由があるそうです。
現場監督の佐古田社員に教えてもらいました。

三和建設西宮展示場コンクリート打設現場

型枠にコンクリートを流し込むと、コンクリート内に空気が入り込みます。
そのままでは空気は気泡となったまま残ってしまい、空洞化となります。
こうした気泡跡は、強度面はもちろんですが表面の仕上がりにも影響します。

じゃんか
(こんなイメージ)

打設時に型枠を下から上に念入りに叩くことによって気泡が抜け、
密実な美しい仕上がりのコンクリートが出来上がるのです。

そこで私も懸命に叩き続けました。

三和建設西宮展示場コンクリート打設現場②

展示場責任者の沖田も真剣に叩いています。

三和建設西宮展示場コンクリート打設現場③

 

私は今回初めてコンクリート打設を経験しました。
自分たちのモデルハウスですから、おのずと木槌を持つ手にも力が入ります。

型枠を叩き続けていると、分かったことがありました。
それは「生コンが型枠のどのあたりまで入っているのか」ということです。
叩いていると、コンクリートが入っている、そうでないところはあきらかに“音”が違います。

見えない型枠内の打設状況が、木槌を通して伝わってくるのです。
経験の浅い私にとって、これは嬉しい発見でした。

“いいコンクリートを打つ”ためには、豊富な経験と施工技術が必要です。
今回のコンクリート打設を通じ、RC住宅は私が思っていたよりも多くの人たちの労力と
時間を掛けて創り上げられる建物なのだと、知ることができました。

現場で見て、体験することは、本当に勉強になります。
これからもRC住宅の全てをお客様にお伝えできるように努めてまいります。

※前回の記事はこちらから→展示場スタッフも現場入り・・・コンクリート打設リポート その①
※続きはこちらから→杉板型枠を外しました!・・・RC西宮モデルハウス建築日記
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