2017.01.26

手洗いとうがいだけじゃない!・・・住まいで出来るインフルエンザ対策

おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
  

ここ一週間ほど、関西でも朝夜は氷点下を記録するほど、寒い日が続いていましたが、
今日は久しぶりに暖かな日差しが戻ってきました。

とはいえまだ1月。春はまだまだ先で寒い日は続きます。
ここ最近、周りではインフルエンザにかかったという声をよく耳にします。
例年11月頃から流行が始まり、1月~3月の間に流行のピークを迎えるインフルエンザ。
手洗いうがいなど、様々な対策を講じているご家庭も多いかと思います。

今回は、住まいの中のインフルエンザ対策を
RCギャラリースタッフの山田がご紹介します。

まずは玄関。
外出先で過ごして帰宅した後、真っ先に入るのが玄関ですが、
着用していたコートや手袋にはウィルスが付着しているかもしれません。
よく着るコートや手袋は玄関で脱いで、室内へ持ち込まないのがポイントです。

玄関先にコート掛けを設け、靴を脱ぐ前にコートを脱ぐことで、
室内へウィルスの持ち込む量を減らすことができます。
ちなみに我が家では玄関先にアルコール入りのスプレーを置き、
玄関でコートを脱いだら、一拭きしするようにしています。

コートかけ

玄関のスペースに限りがある場合は、天井と床に突っ張り棒のように固定する物や
壁に立てかけるだけのものなど、スリムで邪魔にならないデザインのものをご検討ください。

 

これから建築をお考えなら、ぜひおすすめしたいのがシューズクローゼット。
玄関横に靴だけでなくコートも収納できる空間を設けることをおすすめします。

シューズクローゼット

花粉症の方にも効果的ではないでしょうか?

 

シューズクローゼットのスペースを確保するのが難しければ、
コート掛け付きの玄関収納なども最近は発売されています。

パナソニック クロークボックス

“パナソニックHP『クロークボックス』より引用”

こちらはパナソニックの『クロークボックス』。
上の写真は、コート収納プランですが、他にも園芸用品やレジャー用品が収納できるプランなど、
用途に合わせて対応力の高い商品です。

 

これから建築をお考えの方にご提案をもう一つ・・・
玄関のすぐ近くに、手洗いコーナーがあると、衛生面のクオリティーはさらに高くなります。

TOTOセラ TOTO HPより

動線上に、上着を脱いですぐに手洗いが出来る環境が整っていれば、
子供たちも自然と手洗いの習慣が身につきますね。

 

次に湿度管理。
1961年に発表されたインフルエンザウイルスと湿度、温度の関係についての研究結果をご紹介します。

温度21~24度、湿度50% → 6時間後のウイルス生存率 3~5%
温度21~24度、湿度20% → 6時間後のウイルス生存率 60%

温度7~8度、湿度50%    → 6時間後のウイルス生存率 35~42%
温度7~8度、湿度22~25%  → 6時間後のウイルス生存率 63%

温度32度、湿度50% → 6時間後のウイルス生存率 0%

室温が低く、乾燥気味の室内ではインフルエンザウィルスは生存しやすいのです。
冬場は特に適正な室温(20℃以上)と湿度(50~60%)を保つことが重要です。

乾燥気味になる冬場には、加湿器をお使いの方も多いと思います。
部屋の広さによって必要な加湿量は変わります。
パナソニックさんのHPに、加湿器の加湿能力と適用床面積が記載された表がありました。

パナソニックエコシステムズ【定格加湿能力と適用床面積】
※パナソニックエコシステムズHPより【定格加湿能力と適用床面積】

使用条件によって必要な加湿量を計算することができるページもあります。

パナソニックエコシステムズ【必要な加湿量 計算】
パナソニックエコシステムズ株式会社HPより引用

これから加湿器を購入される場合、『湿度60%』を保つにはどのくらいの加湿能力がある
商品を選べばいいのか、目安になるはずです。

またティートゥリーやユーカリなどのアロマオイルにはインフルエンザウィルスにも効果があるそうです。
(こちらのブログ『アロマで殺菌?』もご参照下さい。)
加湿器がなくても、濡れたバスタオルを一枚、部屋に干しておくだけでも乾燥を防ぐ事ができますよ。

 

もうひとつ、インフルエンザ予防に効果的なのが「換気」
インフルエンザに感染した人がくしゃみや咳をした場合、
ウィルスはおよそ2~3時間、室内を浮遊しているそうです。

人は一人当たり1時間に6帖ひと部屋分の空気が必要とされています。
24時間換気システムを導入されている場合は機械的に空気の入れ替えが行われていますが、
そうでない場合は意識的に行う必要がありそうです。

調べてみると、6〜8畳の部屋なら窓を5分程度開ければ、
室内の空気はほぼ全部入れ替わるのだそう。
効果的な換気は、1日1回以上行うのが理想的です。

「そうはいっても、寒いからつい面倒で・・・」
そんな方にはキッチンやお風呂、トイレの換気扇を利用することで、
計画的な換気を実践する方法もあります。
(こちらのブログ『キッチンレンジフード~常時ボタンって何?~』もご参照下さい。)

 

今回は住まいの中のインフルエンザ対策について山田がお伝えしました。

インフルエンザは一人が感染すると、家族や同僚にも迷惑のかかってしまいます。
感染要因を理解し、賢く予防に努めてみてください。
最初は大変かもしれませんが、習慣にしてしまえば、リスクはぐっと下がりますよ!

 

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