RC建物では必須です!・・・ボーリング調査

おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
  

みなさんこんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。

本日取り上げるのはRC住宅の計画には欠かせない地盤調査『ボーリング調査』について。
大阪北部でRC住宅をご検討中のお客様から、ボーリング調査のご依頼をいただき、
先日調査をおこないましたので、その様子をご紹介します。


「ボーリング調査」は、正式には『ボーリング・標準貫入試験』といいます。
地盤面下の地層構成や地盤の固さを調べるための地盤調査のことです。

最近では木造住宅でも地盤調査はおこないますが、そのほとんどはボーリング調査よりも
簡易で安価な「スウェーデン式サウンディング試験」となっています。
詳細はこちら → どうして国の名前? 地盤調査 “スウェーデン式サウンディング試験”

重りの載せた鉄棒を地面に刺し、自沈の深さや一定深さに届くまでの回転数から地盤状況を想定します。

 

サウンディング調査の様子
(サウンディング調査の様子)


建坪30坪の住宅を比較した場合、
一般的にRC住宅は木造住宅の約5倍の自重があるとされています。


一般的にRC住宅は木造住宅の約5倍の自重があるとされています


重量の軽い木造住宅の場合、地盤改良工事の要否算判定の基準となるデータは
「スウェーデン式サウンディング試験」によるものでも足りるのですが、
重量のある鉄筋コンクリート住宅では、より精度の高いデータが必要となり、
「ボーリング調査」は必須の地盤調査方法となります。

ボーリング調査は地盤調査専門会社に依頼します。
戸建て住宅の場合、敷地内の一ヶ所での調査が一般的ですが、
建物の規模や敷地の広さによっては複数での調査をおこなうこともあります。


今回は計画地内に解体前の建物が残っているため、
塀で囲われた庭の部分での調査となりました。


ボーリング調査では、高さ5Mほどの「やぐら」を組む必要があります


ボーリング調査では、高さ5Mほどの「やぐら」を組む必要があります。
できれば調査場所まで2tトラックを乗りつけたいところですが、
今回は敷地と道路との高低差や塀もあることから、
ユニック車(クレーンを搭載した型のトラック)で機材を吊って敷地内に運び入れます。


ユニック車(クレーンを搭載した型のトラック)で機材を吊って敷地内に運び入れます

 

宅内にやぐらを組み、ボーリングマシンを設置して調査を行なうには
4~5m角程のスペースが必要です。


4~5m角程のスペースが必要


4~5m角程のスペースが必要(平面図)


専用の掘削機で孔を掘り1mごとにN値という数値を測定


調査は、専用の掘削機で孔を掘り、1メートルごとにN値という数値を測定します。
N値はその地盤の硬さを表す指標になり、N値が高ければ高いほど、
地盤は強固なものということになります。

ボーリング調査では深度毎の土質サンプル採取や、地下水位の測定なども行ないます。


土質サンプル見本 
(土質サンプル見本)


調査結果は「ボーリング柱状図」によって確認します。


ボーリング柱状図

※クリックで拡大します。


この柱状図を基に、
“建物を支持する杭を何メートルまで打つのか?”
“液状化の恐れはないか?”
など、社内・社外のRC技術者が検討するのです。


鉄筋コンクリート住宅の場合、ボーリング調査結果による
地盤改良工事や杭基礎工事の費用が大きなウエイトを占めることが多くあります。

あまりにも巨額の費用のため、建築計画の見直し(RC造→鉄骨造へ)を
おこなったケースも実際にあります。

ボーリング調査自体も費用がかかる(1Mあたり≒1万円)ため、
計画当初は近傍のボーリングデータを参考に、想定されるおよその地盤改良工事費を
説明させていただくのですが、実際と差異が出ることも多分にあります。


「砂上の楼閣」

どれだけ堅牢なRC住宅を建てたとしても、脚元が軟弱であれば本末転倒。
「家が傾いた」「沈んでしまった」なんてことは、私たちRC技術者が建てる家では
絶対にあってはならないことです。

地盤改良や杭工事費は、家のグレードが目に見えて変わる費用ではないので、
どなたも極力抑えたい費用に変わりありません。

52年の経験と実績を基に、コストも含めた最適な工法を提案できるように
技術力を磨いてまいります。

 

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