2012.11.07

コンクリート住宅 よくある質問 ~どれくらいもつの?

コンクリートの住宅が支持される理由にその優れた耐久性が挙げられます。
コンクリート造は、基本性能が他の工法より優れています。

【耐用年数について】
日本の税法では、建物は減価償却資産(固定資産)となります。
減価償却資産とは、取得した時の価格からその使用可能期間に応じた価値が減少
する資産のことです。

この税法上の使用可能期間を「法定耐用年数」といい、建物の場合、用途と構造に
より細かく規定されています。

住宅の場合、木造住宅が22年、重量鉄骨造住宅が34年、鉄筋コンクリート住宅が47年と
定められています。もちろん実際の耐用年数とは異なる場合もありますが、建物の耐久性を
示す際のひとつの指標とされています。

では、実際にはどうなのでしょうか?

日本の住宅の場合、統計を見ると平均して築30年程度で建て替えられています。
これは、建物自体の耐久性が30年しか持たないのではなくて、家族構成やライフスタイルの変化
に間取りや設備がそぐわなくなった、ことが大きな要因です。最近でこそ、木造住宅でも、将来の
間取りや設備の可変性に対応できるような住宅も出てきましたが、一般にこうした可変性に対応
しやすい工法と言えば、鉄筋コンクリート造や鉄骨造が挙げられます。

さて、建築後の経年変化に伴って、建物の寿命を縮める大きな要因として、
「雨漏り」と「白蟻被害」があります。

日本は雨が多く、高温多湿の気候です。建物の「雨漏り」を放置しておくと、木造では使用
している木材が腐り、部材の強度低下を招き、建物の寿命を縮めてしまいます。
鉄筋コンクリート造の場合、一般的にコンクリート(躯体)の耐久性は65~100年とも言われて
います。もちろん、構造体の大きなひび割れを放置するなどすると、内部への浸水で鉄筋が
錆びたり、コンクリート強度の劣化が早まったりするので注意が必要ですが、木造と異なって
その進行度合が遅いのも、「コンクリート建物=長持ちする」と云われる所以です。

「白蟻被害」については、最近の木造住宅はベタ基礎や基礎パッキン工法の採用でそのリスクは
大幅に軽減されています。ただ、万一のことを考えると木造では、定期的な検査や防蟻措置
(一般には薬剤の塗布)は欠かす事ができません。
コンクリート住宅の場合、基本的に外気と接する「床下空間」はありませんので、防蟻措置も不要で、
薬剤の塗布も必要ありません。
経験上、床下が無いコンクリート住宅において、「白蟻被害」を聞くことはまずありません。

建物の耐久性については、工法もさることながら、将来の維持・メンテナンスが容易で、
家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる住宅こそが、長寿命に成り得る
住宅だと私たちは考えています。
コンクリート工法こそが、そのポテンシャルを持った住宅であると確信しています。

三和建設では、ご入居後の点検やアフターメンテナンスで、毎日のようにお客様宅を伺っています。
実際にお住まいの方からの声は、「お客様アンケート」で会社に届いております。
「お客様の声」は、私たちに、コンクリート住宅の優位性が確固たるものだと教えてくれるのです。

※前回のQ&Aはこちらから→コンクリート住宅 よくある質問 ~ 結露はしないの?
※続きはこちらから→コンクリート住宅 よくある質問 ~ 固定資産税って高い?

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