2019.11.05

風害対策を考える。

おかげさまで創業54年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

皆様、こんにちは。RCギャラリー西宮スタッフの市中です。
残暑の厳しい日々も過ぎ去り、ようやく気持ちの良い過ごしやすい気候になりました。
吹く風もさわやかで心地よく、行楽には絶好の季節になりましたね。

いつもこんなにさわやかな風であれば良いのですが、
つい2カ月前の9月に千葉県を中心とする首都圏で猛威をふるった台風15号は
最大瞬間風速58.1m/sを記録しました。
また、昨年9月に発生した台風21号は最大瞬間風速50m/s超を記録し、
大阪府内で甚大な建物被害をもたらしました。

建設業界で良く愛読されている新建ハウジングの別冊の最新版にも
「風害対策を考える」とのタイトルで台風の被害状況から事前にやるべきことが記されています。

新建ハウジングの別冊の最新版

自然災害の中でも地震については、住宅性能評価の耐震等級の評価が住宅設計上必要な要素として
設計されるようになっています。

熊本地震の被害の状況から、耐震等級については3等級での設計が地震対策を重点的に考えている
建設会社では重要視されるようになりました。

↓クリックで拡大します。
耐震等級(評価協HPより)
評価協HPより

それでは台風対策についてはどのように行うのでしょうか。
住宅性能評価で耐風等級の評価というものがあります。

↓クリックで拡大します。
耐風等級(評価協HPより)
評価協HPより

耐風等級の評価について、特段の要望が無ければ等級1である会社が大半を占めています。

しかしながら最大瞬間風速50m/s クラスの台風が上陸する可能性が、今後も当たり前に
続いていくと言われている中では台風対策についても、耐風等級2(最大瞬間風速50m/s超)
の設計が重要になってくるのではないかと思います。

では、勢力の大きい台風が頻繁に通過する沖縄県ではどのような対策を取っているのでしょうか。
沖縄県の建物の構造体は全体の約80%は鉄筋コンクリート構造で約20%は耐風対策された
木構造や鉄骨構造になっています。

台風対策をする為の構造計算では、各地域に基準風速があり、その風速を構造計算で採用するように
なっています。

↓クリックで拡大します。
基準風速

兵庫県 大阪府は風速32~34m/s 沖縄県では46m/sとなっておりあらかじめ台風対策を施すような
構造計算の流れになっています。

RCギャラリー西宮の鉄筋コンクリート造住宅は耐震耐風等級を問わず、地震台風に強い構造計算で
対策がとれる構造体の為、災害時にはご安心頂けるものと思います。
木造や鉄骨造で住宅をご検討の際は、耐風等級と構造計算はしっかりと行い対策することが大変重要
であります。
台風対策については構造体だけでなく、窓等の開口部も必要でありますが、いつでも気になることは
ご質問下さいませ。


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