2018.09.25

神戸のRC住宅外断熱改修工事・・・見つかった不具合も処置します

おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

みなさんこんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。

本日も神戸市中央区でおこなわれている、
3階建てRC住宅の大規模改修工事リポートをお届けします。

外部では、外断熱施工のための足場が組み終わりました。

外断熱施工のための足場が組み終わりました

この後は、外断熱施工前の下処理として、
左官下地補修や防水補修をおこないます。

内部では解体工事が終わり、RC躯体のみのスケルトンになりました。
現在は電気配線や給排水配管の工事中です。

RC躯体のみのスケルトン

        ↓

水廻りなどの配置

今回の計画では、間取りを全て変更したので、水廻りなどの配置もガラッと変わりました。

水廻りの位置が変われば排水管の位置が変わるため、
構造検討をおこなって一部はコア(孔)を抜き、下階へのルートを確保します。

構造検討をおこなって一部コア(孔)抜き

下階へのルートを確保

 

1階の床下部には、一部で外部からの浸水が見られました。
当社の技術者と専門業者とが現地調査をおこない、処置検討がおこなわれました。

1階の床下部

こちらのRC住宅は他社の建築のため、憶測にはなりますが、
基礎上の立ち上がり部分のコンクリート打設を後から行っており、
そのジョイント部分から浸水しているのだろうとの見解です。

浸水防止の処置
1階のスラブが少し外側に伸びており、ここで雨水を受けているのも
ジョイント部分からの浸水を助長しているようです。

本来は外部からの処置が有効なのですが、建物周囲は土中で隣地との関係もあって
工事が難しいため、内部のジョイント部分に エポキシ樹脂の注入をした後に
止水セメントで抑える方法を取る事にしました。

事前の調査では、1階床下用の点検口は設けられておらず、
床を解体して初めて不具合が判明した箇所です。
外部からの水圧等の影響を受けるため、この方法で完全に浸水できるかは判りませんが
改修工事をおこなっていなければそのままだったので、処置ができたのは良かったと思います。

内部はこの後、壁、床、天井の下地を組んでいく工程になります。

『神戸でのRC住宅外断熱改修工事』
基本性能が高いRC住宅を、本当に価値ある住まいに変える私たちの取り組みを
引き続きご紹介してまいります。

※前回の記事はこちらから→神戸のRC住宅外断熱改修工事・・・家の中がスケルトンに!
※続きはこちらから→神戸のRC住宅外断熱改修工事・・・ユニットバス組み立ての様子


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