おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
 
また、建物の構造によっても対応するフローリングの種類や施工方法が変わります。
木造住宅の場合、『捨て貼り工法』が一般的です。

(永大産業HPより)
大引きや根太に張った捨て貼り合板の上に、フローリング材をボンドと釘を併用して貼ります。
かつては、捨て貼り合板無しで床根太に直接フローリングを貼る『根太工法』も
よく見られましたが、床のたわみの防止や建物の水平面の剛性を高めるために
最近では『捨て貼り工法』を採用する会社がほとんどです。
『捨て貼り工法』『根太工法』共に市販されているフローリングの種類は豊富で、厚みは12~15ミリが一般的です。
鉄骨造のほとんどや鉄筋コンクリート造の場合、床はコンクリート下地となっています。
この場合のフローリングの施工方法もたくさんあります。
中でも代表的なのが『直貼り工法』です。
私のマンションもこの工法で貼っていました。

(永大産業HPより)
『直貼り工法』に使用するフローリングの裏面には緩衝材(ゴムやフェルトなど)が貼られていて、
コンクリート床に直接、専用ボンドで施工します。
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緩衝材があることで、階下への音の響きやコンクリート床の硬さ・冷たさが伝わるのを和らげてくれます。
マンションにお住まいの方で「床がフワフワする」のは、遮音性能を高めるために
緩衝材の分厚いフローリングが貼られているからですね。
『直貼り工法』はフローリング自身の価格はアップするものの全体ではコストも抑えられ、
床の厚みが少なくて済むなどのメリットもありますが、緩衝材の厚みや性能によっては
「快適性」が失われる場合もあります。
社内の技術者に聞くと、最近ではさらに階下への遮音性やクッション性を考慮して
『二重床工法』を採用することも多くあるそうです。

(永大産業HPより)
またマンションでは、水廻り(トイレや洗面室)の床を『二重床工法』として、
給排水といった設備配管スペースを確保したりします。
そういえば、わが家も廊下や洗面室は一段床が上がっていました。
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奥の廊下部分は『二重床工法用』で一般のフローリングを、
手間のリビング部分には『直貼り工法』用の緩衝材付きフローリングを貼っています。
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ちなみに三和建設の建てる「鉄筋コンクリート住宅」の床下地はこうなっています。



使用しているのは、当社オリジナルの断熱複合版です。
平らに均したコンクリート床の上にこの断熱複合版を貼り、
その上にフローリング(緩衝材は不要)を施工しています。
実際にお住まいいただいたお客様からも
「足元の冷えがない」
「歩いた感じは木造の家と変らない」
との声をたくさんいただいています。
今回は「フローリングの施工方法」について、山田がお伝えしました。
フローリングを選ぶとき、ついつい色柄やデザインに目が行きますが、
床下地の状況や性能面、貼り方も確認しておく必要があります。
同じ内装建材でも将来のリフォームで、壁紙なら比較的簡単に張替えができますが、
床材の張替え(上から貼ることもあります)はちょっと大仕事になります。
選定の際には、カタログや仕様を確認することはもちろん、
現物サンプルを取り寄せて、プロのアドバイスを聞かれることをお奨めします。
※前回の記事はこちらから→知っておきたいフローリングの施工方法・・・その1

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