2016.11.14

無垢材なら自然塗料・・・リボスの「アルドボス」塗ってみました!

おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
  
 

立冬も過ぎ、巷では風邪が流行っているようです。
これからどんどん寒くなると、インフルエンザも心配です。
かかってしまったら本人もつらいですが、家族や周囲の方も大変です。
予防の基本は手洗いとうがい。
こまめにおこなって予防に努めてまいりましょう。

 

5月のオープンから半年が過ぎたRCギャラリー西宮。
日々のお手入れは毎朝30分、スタッフ全員でおこなっている掃除でOKですが、
そろそろ定期的なメンテナンスが必要になってくる頃です。

高所の窓拭き、エアコンのフィルター、床のワックスがけ等々・・・

オープン当時の美しさを保つにはこうした定期的なメンテナンスが欠かせません。

そこで今回はRCギャラリースタッフの吉川が、
無垢材仕様の玄関ドアとフローリングのお手入れの様子をお届けします。

 

RCギャラリー西宮の玄関ドアは、表面にチークの無垢材を使用しています。

RCギャラリー西宮-チーク無垢 玄関ドア

LDKや廊下の床にもチーク無垢材のフローリングが貼ってあって、
モデルハウスのインテリアのベースカラーになっています。

RCギャラリー西宮-チーク無垢床

チークの美しい木目は、ご来場いただいたお客様からもとても好評です。
チークの無垢材は、年月を経ると木の油分によって色が濃くなり、深みが増していきます。

 

ところで・・・

「天然無垢の床のお手入れはどうするのですか?」

そんなご質問をお客様からよくいただきます。

無垢材の床材に使用するなら、やっぱり自然塗料です。
自然塗料といえば、ドイツのオスモ、リボス、アウロ製が人気です。
かつては専門店にしかなかった自然塗料ですが、数日前宝塚近辺の大型ホームセンターに立ち寄ると、
オスモ社製の自然塗料が置いてありました。(ただ、高かった・・・)

今回、RCギャラリー西宮モデルハウスで使用するのは「リボス」社の自然健康塗料「アルドボス」
日本で最も普及しているドイツの自然系塗料は「オスモ」ですが、あえて「リボス」を選びました。
(近くのホームセンターをいくつか探しましたが、「オスモ」ばかりで「リボス」は置いていませんでした)

「リボス」社の自然健康塗料「アルドボス」

なぜ、「オスモ」でなく「リボス」にしたのかというと・・・

もともとチークのフローリングには、木が本来持っている木肌や足触りを楽しむために
コーティング系のワックスではなく、オイル系塗料が塗られていました。

オイル系塗料は木の内部に浸透して表面に塗膜を作らないため、
木材本来の美しい木目の質感が浮かび上がり、しっとりとした仕上がりになります。

オープン当時はしっとり感のあったチーク無垢材ですが、多くの人が出入りしていると
少しずつですが艶がなくなってきました。

そこで今回もチークの素材をそのままを活かすべく、「無着色、ツヤ無し」の
オイル系自然塗料を探しました。

探すにあたって、もうひとつ条件に挙げたのが「作業性」です。

建築中と違い、今回作業するのはスタッフだけなので、塗りムラが出やすかったり、
作業性の悪い(伸びない)モノでは、この先の定期的なメンテが億劫になるだろうと考えたのです。

いろいろ調べてみると、同じ自然塗料でも各社で主成分が違うことが分かりました。
オスモはひまわり油が主成分の商品が多いのですが、リボスは亜麻仁オイルを主成分にしています。

そこで見つけたのがリボスの「アルドボス」
ネットなら2.5L缶で約1万円。約45㎡(27帖)の塗布が可能です。

「アルドボス」は撥水効果があまり期待できませんが、ワックス系の成分が少ないので
塗る時によく伸び、塗リやすいツヤ無し塗料とのこと。
白い木肌に塗ると亜麻仁オイルの成分で少しあめ色になるようですが、
赤茶色のチーク材なら、きっと深みが増すはずです。

材料も手に入り、天候のいい日を選んで作業をしてみました。
口コミで「塗リやすい」とは書いてあったものの、モデルハウスなので失敗は許されません。

手始めに面積の小さい玄関ホールで試してみました。

手始めに面積の小さい玄関ホールで試してみました

自然塗料を塗るコツは、塗るというより「伸ばして拭き取る」イメージだそう。

乾いたウエスで塗りましたが、口コミ通りよく伸びます。
塗りムラもなくて、これなら毎回安心して作業ができそうです。

チーク無垢 玄関ドア 手入れ

玄関ドアにも塗ってみました。
RCギャラリーの玄関ドアは深い軒下にあって、雨がかからないのですが、
屋外側のほうは塗料がよく浸透します。木目を美しく維持するには、
こまめな手入れが必要だと、あらためて感じました。

 

塗布前、塗布後を比べてみると・・・

リボス 塗布前塗布後

すみません。写真ではうまくお伝えできません(笑)

でも、塗布後はあきらかに木目がはっきりとして、しっとり感が出ます。
ツヤのない塗料なので、乾いてもテカテカ光ったりもしません。

「こんなんで大丈夫?」
ちょっと頭をよぎりましたが、片付けた後に手を水で洗った時にビックリ!
手の平は塗料でカピカピになっていました。
撥水効果で水も弾くので、石鹸で洗ってもなかなか落ちません。
思わず「やるな、アルドボス・・・」

最近では利便性やメンテナンスのしやすさを求めて、ノンワックスタイプやキズの付きにくい
フローリングも人気です。

無垢材のフローリングは維持するのにコストも時間もかかりますが、
そんな手間も愉しむゆとりを持ちたいものです。


※RCギャラリー西宮に関するブログはこちら

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