芦屋で3階建RC住宅を建築中 ~「設計基準強度」と「呼び強度」

おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。


皆様、こんにちは。
RCギャラリースタッフの松井です。

台風18号が通りすぎた翌日。
台風養生で足場のシートは外されていて、今なら外から工事の様子が見えるので
現場リポートへ行って来ました。


芦屋で3階建RC住宅を建築中


1階壁・2階床部分のコンクリートを打設したのは9/13(水)。
すでに規定の「型枠存知期間」が経過しており、側面の型枠は外されていますが、
ビルトインガレージ頭上の床スラブを支える支柱は残ったままです。

 

規型の枠存知期間については、
JASS5(日本建築学会/建築工事標準仕様書・同解説「鉄筋コンクリート工事」)
の規定に基づき、構造設計標準仕様を設けています。


構造設計標準仕様


壁の型枠の場合は、期間中の平均気温が15度C以上で、最小存置期間は3日となっています。
その他、圧縮強度が5.0N/㎜2以上となれば、壁の型枠は撤去可能です。

 

壁の型枠は打設後数日で外すことができるのですが、
荷重を受ける床(スラブ)を支える支柱(ポスト)については、
より存置期間は長く、17日以上と定められています。


床(スラブ)を支える支柱(ポスト)


ここでちょっとウンチク話を。

建築業界で使われる「強度」について・・・

当たり前ですが、現場では構造計算によって指示された「許容応力度」(=部材が破壊しない安全な強度)
を発揮できるようなコンクリートを打設しなければいけません。
設計者が建物の構造計算に用いる「許容応力度」を決定した強度のことを「設計基準強度」と言います。

紛らわしいのですが、同じように良く耳にする用語に「呼び強度」があります。
この二つの「強度」の違い、業界でもうまく説明できない方も少なくないはずです。


呼び強度」とは、生コン工場がコンクリート打設28日後(4週強度とも言います)において
その強度が出ることを保証している強度です。


テストピース


確認はその現場で打設前に採取した生コンの供試体(テストピース)を試験機にかけておこないます。

テストピースを試験機にかけて確認


ですから「設計基準強度=呼び強度」ではなく、
現場では「設計基準強度」以上の「呼び強度」の生コンを打設しないとなりません。

 

これから台風の季節になります。
台風がやってくるとなると、監督は飛散物を片付けたり足場シートを外すなど、
自分の現場は大丈夫か起こらないか気が気でありません。

もちろん工期にも影響が出るので、工程管理にも注意が必要です。

大きな台風が来ないことを祈りつつ、引き続き現場は2階・3階の躯体工事に進んでまいります。


引続き現場は2階・3階の躯体工事へ

 


※前回の記事はこちらから→ 1階壁の配筋を組み上げています~芦屋のRC住宅 
※続きはこちらから→ 「熱橋」部分の断熱施工にもこだわっています ~ 芦屋のRC住宅


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