おかげさまで創業49年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。営業の松井です。
普段から建築図面を見慣れている方ならば、二次元の設計図面でも
立体的に空間をイメージしたり、およそのボリュームを把握できるはずです。
でも、一般のほとんどの方は、そもそも設計図なんて見る機会もないですし、
自分の家を建てる段になって、ようやく本腰を入れて理解しようとすることに
なるのではないでしょうか?
平面図ならまだしも、建物の外観を二次元的に描いた立面図となると、
複雑なカタチなら、普段見慣れている我われでさえ理解するのに時間を要することも
あるのです。
我われの仕事は、「カタチのない」ものを提案すること。
「考え抜いて計画した住宅のコンセプトやデザインをいかにお客様にお伝えできるか?」
がとても重要です。そこで、当社が良く用いる提案ツールが「建築模型」なのです。
そこで今日は、私たち営業社員がお客様へのプレゼンの際に用意する、
「建築模型」の作り方をご紹介します。
初めに、設計者からもらった立面図を、作る部位毎に切り取ります。
凹凸のある建物の場合、入隅や出隅を頭の中で考えながら切り抜きます。
次に、切り取った図面をスチレンボードと呼ばれる、スチロールをケント紙で挟んだ
模型用パネルにマスキングテープ(粘着力の低いテープ)で仮り留めします。
これから窓やドアを切り抜いていくので、しっかりと貼り合わせたいところですが、
ボンドや糊で貼ると、糊跡が残って仕上がりがバッちくなるので、いつしか当社では
この「マスキングテープ留め」が主流になりました。
要は切ってる時に、「ズレなければいい」んです。
まず、開口部である窓やドアを切り取ります。
ここは、熟練の技?が光るところです。
カッターの刃をパネルに対して垂直にしていないと、切り口がガタガタになって、
見た目が悪くなりますし、パーツサイズも変わってしまうので慎重に・・・。
100分の1サイズの模型の場合、一般的な窓のサイズは、横16ミリ×縦10ミリくらい。
表からカッターを入れ、今度は裏面からも刃を入れて、くりぬきます。
大きな窓以外でも、最近のデザイン住宅は小窓も良く使われています。
小窓なら縦横2~3ミリのものもあって、こんな時は正直、ちょっとてこずります。
「こんなに窓、要るのかよぉ~」って、一人で文句言ったりして・・・
それでも、うーん、いい仕事してますねえ(笑)
開口部をくりぬいたら、最後に外枠をカットしてパーツは用意できました。
こうやって各方位の外壁パーツを順に切り出します。
切り出した壁パネルは、1階と2階部分の床をベースに、貼り合わせるのです。
こちらの住宅では、玄関のある正面が最後の組み立てになりました。
→ その②に続く
※続きはこちらから →一挙公開!建築模型の作り方~その②
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