おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
今日は展示場スタッフの松田がお届けします。
先日の「春の嵐」で今年は例年よりも長く咲き続けていた桜も散ってしまいました。
入学式を控えていたご家庭ではちょっと残念な「春の嵐」でした。
それでも一日毎に気温も上昇し、野山には新緑がまぶしい季節がやってきます。
私も休日はスポーツやBBQなど、アウトドアを楽しもうと
今からあれこれ計画している最中です。
住宅や建物の住所を表すのが「住居表示プレート」
きっと皆さんの家やマンションの前にも付いているはずです。
ではこのプレート、一体どこで手に入れているのかご存知ですか?
建物の所在地を示す番号には「地番」と「住居表示」の2種類があります。
同じ土地であっても「地番」と「住居表示」は異なる場合がほとんどです。
(地域によっては地番と住居表示が同じケースもあります)
「まぎらわしいなあ」
同じ場所に2つも番号があることにそう感じたのは私だけではないはず。
では、どうしてこんな制度になっているのでしょうか?
そこで、ネットで調べてみました。
現行の住居表示制度は、町をわかりやすくしたり、郵便物を配達しやすくすることを目的に
1962年に施行された「住居表示に関する法律」で定められました。
住居表示制度が存在する以前は、建物が所在する場所の表示は、慣習的に例えば○○一丁目一番地といった町名番地
(いわゆる地番)によって行なわれてきました。
ただこの地番では、市や町の境界線が道路などの実際の境界線と必ずしも一致しておらず、
土地の分割や合併によって枝番や新しい番号が増えることで、番号は整然と配列されておらず、
住居の表示がとてもわかりにくいものになっていたようです。
そこで従来の「地番」とは別に、郵送物などを正しく配達する宛先を表すことを目的に
「住居表示」制度が設けられたようなのです。
もう少し説明を加えると、
「地番」は、土地の所在(市区町村および字)と併せて、
その土地を特定するために一筆ごとに土地につけられた番号です。
「地番」は主に登記情報の取得や税金など公的に使う土地を表しています。
建築や不動産に携わる私たちが、申請や取引で使用するのは「地番」となります。
建物が所在する場所を示す住居表示番号は、その土地に何も建ってない場合はありません。
建物が建ってから、管轄の市町村へ「住居表示申請」をおこなうことで住居表示番号が交付されます。
費用はかかりません。
「住居表示申請」のタイミングは概ね上棟から完成するまでの間で、
現地で建物の配置が確認出来る状態であれば申請を受け付けてくれます。
ちょうど西宮で建築中の新しいモデルハウスがその時期を迎えましたので
先日西宮市役所に行ってきました。
申請には、建物の配置図(玄関の位置がわかるもの)、建物の位置図(隣や周辺の建物が確認できる
程度のもの)が必要です。その他、申請書類に建物名称、所在地(地番)、構造、用途、完成年月日、
届出人の種別及び住所・氏名など記入する必要があります。
西宮市の住居表示申請は西宮市役所本館6階にある土木調査課で行ないます。
窓口で所定の用紙に必要事項を記入し、必要書類を添付して提出して15分ほど待つと
今回はその場で通知書と住居表示プレートをいただくことができました。
西宮市のプレートの色は緑ですね。ちなみに宝塚市は青色です。
新しいRCモデルハウスの建築場所は、かつて三和建設の西宮支店が建っていた場所で
すでに住居表示が決まっていたからだと思います。
ただ初めて建物が建つ場所なら、一週間程度かかることもあるようです。
窓口で聞くと、新築時だけでなく盗難や劣化の激しいプレートについても、
申請をおこなうと再交付してくれるとのことでした。
当社の建てる家の住居表示申請は、いつも営業担当がおこなっています。
市役所に出向いてプレートを手にすると、もうすぐお引き渡しとなります。
兵庫・大阪で建てる高品質&ローコストのデザイン注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
宝塚・尼崎・西宮・芦屋・神戸の鉄筋コンクリート住宅なら三和建設。