おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
みなさん、こんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。
9月に入り、台風が次々に発生しているようです。
8月の終わりに東北地方に上陸した台風10号は、記録的な大雨で堤防の決壊や浸水の被害など
大きな爪痕を残しました。
被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げますと共に、
被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
台風といえば、夏から秋にかけて多く発生するイメージがありますが、
実際にはどうなのか気象庁のHPで調べてみました。
表は、過去30年間(1981~2010年)の各月毎の台風の数ですが、
発生数、接近数、上陸数ともに8月がもっとも多く、ついで9月となっています。
台風13号が温帯低気圧に変わったものの、もう次の14号が発生しています。
まだまだ大型の台風が発生したり、上陸したりする可能性もありますので、
みなさま、くれぐれもお気を付けください。
さて、本日取り上げるのは、「用途地域」についてです。
「1低層なので、3階建は難しいな」
「このあたりは制限厳しくて壁面後退は1.5M必要」
「近商エリアなので、隣に将来マンションが建つかもしれないですね」
建築や不動産業に携わっている私たちが、普段交わしている会話です。
私は入社二年目で、今でこそ当たり前に話していますが、
子供の頃は「自分の家のすぐ近くに、どうして大きなスーパーがないの?」
そんな疑問を抱いていました。
また私が高校生の頃に、両親が家を建てたのですが
「土地が半分以上余っているのに、どうして家をもっと大きく建てないのか」と
何も知らない私は疑問に思っていました。もちろんお金のことも・・・
社会人となって、建築関係の仕事に携わっていく中で、
土地には「用途地域」が定められていて、それぞれの用途地域毎に建物の用途や面積、
高さや壁面後退距離といった制限があることを知りました。
日本の国土は都市計画法によって、大きく「都市計画区域」と「都市計画区域外」に分けられていて、
「都市計画区域」はさらに3つの区域「市街化区域」「市街化調整区域」「非線引き区域」に分かれます。
このうちの「市街化区域」に「用途地域」が定められています。
用途地域は、都市計画法の地域制限のひとつで、
地域によって土地の用途を分ける事を目的としていて、
用途制限から外れた建物は建てることができません。
大きく「住居系」「商業系」「工業系」があり、
「第一種低層住居専用地域」(略して「一低層」と呼んでいます)や
「近隣商業地域」(略して「近商」)など、12種類の地域に分けられます。
※国土交通省都市局都市計画課HPより
イラストをご覧になれば、それぞれの地域がどんな街並みなのかイメージできると思います。
用途地域は、各市町村の都市計画課で確認することが出来ます。
最近では窓口に出向くことなく、各行政庁のHPでも閲覧することができます。
こちらはRCギャラリー西宮のある西宮市の都市計画情報ページです。
RCギャラリー西宮の所在地「西宮市越水町2-19」を入力すると・・・
(①~④の番号は私が地図に落とし込んだものです)
用途地域毎に色分けされた区域区分図が出てきます。
赤い印が検索地点で、表下に用途地域やその他の地域・地区や建ペイ率や容積率が表示されます。
RCギャラリー西宮のある場所(オレンジ色)は「準住居地域」で建ペイ率60%、容積率200%です。
RCギャラリー西宮のある越水町は阪急西宮北口駅と夙川駅のちょうど中間に位置します。
近くにはスーパーやコンビニもあって便利な場所ですが、
北西エリアには住宅地として阪神間でも人気の高い町が並んでいます。
越水町近辺が実際にどんな街並みなのか、ご紹介します。
①(青緑色):第一種低層住居専用地域
②(緑色):第二種低層住居専用地域
③(オレンジ色):準住居地域
④(ピンク色):近隣商業地域
いかがでしょうか?
徒歩圏内でも、用途地域によって街並みが変わることがお分かりいただけると思います。
土地を購入される際に、用途地域を確認しておくことはとても重要です。
土地は資産としての意味合いも強いので、
将来的に価値が下がらないに越したことはありません。
「あの土地ってどう思います?」
候補地に関するお問い合わせは大歓迎です。
土地選びで迷われているなら、ぜひ一度私たちにお声がけください。
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