おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
22日から23日未明にかけて、超大型で非常に強い台風が関西地方を通過しました。
雨量もさることながら、風の強さに脅威を感じた今回の台風・・・。
昨日は、大きなケヤキの木が横倒しになっていたり、太い枝が折れて何本も道端に
投げ出されている様子を目の当たりにしながらの出勤となりました。
各地の被害が甚大なものとなりませんよう、祈るばかりです。
通過後の地域でも、今後数日間は増水した河川や土砂崩れなどへの注意が必要となります。
今ひと時、気をつけておきたいものですね。
本日は、機能性とデザイン性ともに向上した、エコカラットの現在ついてお伝えいたします。
これまでのブログでも何度かご紹介したLIXIL『エコカラット』。
「呼吸する壁」とのキャッチフレーズで、トイレ、リビング、玄関など、
湿気や匂いの気になる空間にてよく利用されている調湿・脱臭機能に優れたタイル建材です。
エコカラットの発売は1998年。
開発のきっかけは日本古来の「蔵」だったそうです。
建材に使用されている土壁には内部の調湿を行う機能があり、
それをヒントに画期的な建材が誕生しました。
当時の開発は、INAX株式会社(2011年4月に他5社と共に現LIXILに統合)。
100年以上の長きに渡り培った、焼き物に関する高い技術力によって誕生し、
発売から約20年経った現在でも、改良を積み重ねながら、さらに高い機能性をもつ建材
として進化しています。
エコカラットの機能といえば、「湿度の調節」と「ニオイの脱臭」と「有害物質の吸着と低減」。
無数の微細な孔を持つ、『多孔質セラミックス』と呼ばれる素材がこれらの機能を発揮します。
※詳しくはこちらをどうぞ→エコカラット機能紹介ページ
しかし水分を吸収するという利点は清掃面でマイナスに働き、水拭きはNG。
乾いたきれいな布での清掃しかできませんでした。でもトイレといえば水拭きでの清掃が
必要な場所ですし、乾拭きだけでは取れない汚れも出てきます。
2012年4月に発売された『エコカラット・エアリオ』は、この点が大きく改良され、
これまで施工箇所としては推奨されていなかった、洗面所にも使用することができる商品となりました。
“LIXIL 2012タイル・建材総合カタログより引用”
水拭きを可能にしたのは『二層多孔構造』という技術。
表面は、湿気のような小さな粒子は通す超微細構造で、湿気よりも大きい、水分や汚れの粒子は通しにくい・・・
という構造になっています。
汚れを通しにくく、かつ簡単に拭き取ることができるため、これまではNGだった洗面室や
床面近くの壁にはお勧めできなかったトイレなど、水まわり空間にも活用可能となりました。
エコカラットエアリオは、2014年2月には『エコカラットプラス』としてリニューアル。
“LIXIL 2014エコカラットプラス・エコカラットカタログより引用”
エコカラットエアリオよりも、ニオイの吸着力が上がり、脱臭効果がアップ、
デザインや色も大幅に増えて選択肢が広がりました。
現在はというと・・・
エコカラット・エコカラットプラス共に、『本物以上の美しさを目ざした、高精細可飾』を
コンセプトに石材や木目などの素材感がこれまで以上にリアルに形造られた新商品が発売されています。
“高精細可飾(LIXIL HPより引用)・・・モチーフとなる素材の特徴やテクスチャーを知り尽くしたデザイナーの知見(釉薬技術など)と、
加飾技術の向上により、石や木のリアルな素材感(色・柄)が表現できるようになりました。
それとともに複雑な柄パターンを連続してつくり出すことも可能になったため、より自然な雰囲気のインテリアとなります。”
“LIXIL 2017エコカラットカタログより引用”
素材を知り尽くしたデザイナーや技術者の手によって、個々の味わいまでもそのままに再現。
安定した機能性を持つ、素朴な印象の建材が誕生しました。
“LIXIL 2017エコカラットカタログより引用”
家は永く住まい、日々の生活を送るところ。
健康な体を維持するベースであり、好きなものに囲まれてリラックスできる場所でもあります。
外観や内装デザインもさることながら、『どんな空間で過ごしたいか?』を考える時に、
ぜひご検討下さいね。
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