おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
皆様こんにちは。
RCギャラリースタッフの松井です。
「一家に一台!」とまでは言い過ぎかもしれませんが、
所有されているご家庭も多くなった『お掃除ロボット』。
2004年にiRobot社の初代ルンバが日本で発売されてから、
住宅のバリアフリー化や共働き世帯の「家事の効率化」傾向とも相まって
人気はうなぎのぼりで、各社が競って新商品を発売しています。
実際に新築住宅を計画する際の打合せでも、『お掃除ロボット』の使用が前提のお話がよくあります。
特に収納する場所=通称『ルンバ基地』については、電源の確保も必要なこともあって
普段はじゃまにならない場所を打合せしています。
よくあるのは上の写真のように部屋の片隅に「ホームベース」という充電器用のコンセントを設ける形。
でも遠めに見ると、なんだかちょっと寂しそうです。
ということで、階段下の空間を利用して、帰る部屋を設けてみました。
ロボット掃除機とはいえ、これはもはやペットですね。
まるで子どもの頃に見た猫とねずみのアニメに出てくるようで遊び心が溢れています。
基地の中は意外に広くて居心地は良さそうですし、
これならルンバ君もゆっくり休んでもらえるかと思いきや、想定外の問題が・・・
じつは充電器(ホームベース)を小部屋の奥深くに設置すると、
ルンバ君は基地を見つけられず、部屋に帰れなくなってうろうろと迷走し続けるのです。
犬や猫なら誰にもじゃまされず、周りを囲まれた空間を好みますが、
ロボットとはいえルンバ君は寂しがり屋なのでしょうか?
どうしてこうなるのか調べてみて分かりました。
こうした入り組んだ場所の場合、入り口の横幅が狭いと充電器(ホームベース)から発信される
左右の誘導ビームをルンバ本体が感知しないのだそうです。
取扱説明を見ると、本体が誘導ビームを感知するには
充電器(ホームベース)の前方約2mに横幅約1.5mのスペースが必要とのこと。
収納スペースを計画するにあたり、ルンバ本体の高さは確認するのですが・・・
前方が開けているこのようなスペースなら問題なく帰ってくれます。
今回のケースでは充電器(ホームベース)を入り口付近に設けると、ちゃんと帰ってきてくれました。
女性の社会進出が目覚ましく、何かと忙しい毎日手伝ってくれる「家事お助け家電」がどんどん増えています。
お客様からお話があった際には取り扱い上の注意事項など、その特性をよく知った上で
プランニングすることが大切だと、あらためて思った次第です。
兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
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