おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
みなさんこんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。
先日、大学時代の同期との忘年会にいってきました。
20人ほど集まったため、卒業してから約4年ぶりに会う同期もちらほら。
近況報告では、それぞれ家族や仕事に対する思いがあり、良い刺激をもらえました。
とはいえ盛り上がるのは、やはり思い出話。腹筋が痛くなるほど笑い転げ、
楽しい時間を過ごしてきました。
忘年会シーズン真っ最中ですね。
良い年越しを迎えるためにも、飲みすぎや体調不良にはくれぐれもお気をつけください。
今回はちょっと趣向を変えて、三和建設が手掛ける木造住宅現場の紹介です。
先日、耐震構法として人気の高い「SE構法」の現場で
一般の方向けに構造見学会とセミナーが開催されました。
セミナーの講師は、SE構法の開発や部材供給をおこなう㈱NCN大阪支店の荒木氏。
13:00~、15:00~の2回開催され、普段はRC住宅を主に扱っている私も
勉強のために参加してきました。
SE構法の建物内で、スライドと構造躯体を見ながらセミナーは
何よりも分かりやすく、参加されたみなさんは大きく頷いておられました。
建物が完成した際、「どれだけ満足がいく住まいになるのか?」は、
誰もが一番気にしている部分だと思います。
しかし、地震や台風に耐える構造躯体は工事中でしか見ることができず、
建築に関わる者としては、みなさんにぜひ見て欲しいと思います。
例えば、基礎と建物の接合部分。
1995年に起こった阪神淡路大震災の際には、突き上げるような外力が加わり、
コンクリートの基礎から土台や柱がずれて傾いたり、
倒壊に繋がった建物が多く見られました。
このことによって、2000年12月に建築基準法が大きく改定されることになったのです。
それは “壁倍率の高い壁の端部や出隅などの柱脚ではホールダウン金物が必須になる”
といったものです。
以降、上のように基礎から立ち上げたアンカーボルトは、土台を貫通してホールダウン金物と
緊結するのが、一般的な木造住宅では主流となりました。
これにより、地震などの「引き抜きの外力」に対して、
“5.4t”まで耐える柱脚部となりました。
SE構法の柱脚部はさらにその上を行きます。
SE構法では基礎に緊結された柱脚金物(SE金物)に、
スリットを入れた集成材の柱をドリフトピンで固定します。
NCNホームページより引用
一般的な木造工法で “5.4t” まで引き抜きに耐えるとお伝えしましたが、
SE構法はその約4.5倍の “24.4t” まで耐える柱脚部となっています。
「地震大国、日本。」
聞くと、全世界で起こる地震の10%が日本で起こっているそうです。
今回は木造住宅の基礎と柱の接合部といった少し地味なお話だったかもしれませんが、
どれだけ間取りやデザインが良くても、足元が脆弱では元も子もありません。
家族が安心して過ごせる住まいを建てるためにも、
私たちは耐震性や耐久性を重視した家づくりをおこなっています。
兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
宝塚・尼崎・西宮・芦屋・神戸の鉄筋コンクリート住宅なら三和建設。