おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
みなさんこんにちは
RCギャラリースタッフの松田です。
三和建設のRC建物は、いつまでも美しい外観を保てるように
「笠木」と打ちっ放し部分には「撥水材」を標準仕様としています。
他社の建物ではこうした笠木や撥水材が施工されておらず、
せっかくのRC建物なのに残念なことになっているものもあります。
今回はこの「笠木」と「撥水剤」の効果についてお伝えします。
まず「笠木」とは、
パラペットの立ち上がりや腰壁、手すり壁、塀などの天端に設ける材料のことです。
笠木がないと、見た目はすっきりしていのですが、
やがて天端に埃や粉塵が積もり、排気ガスやPM2.5を含んだ雨が降ると
壁面に雨だれ汚れが発生します。
上は以前、他社で9年前に建築された建物の改修相談を受けた時のものです。
ちょうど小雨が降っている時にお伺いしましたが、かなりの汚れと雨だれが見られました。
また、笠木にはクラックを防ぐ効果もあります。
屋上や外壁の開口部廻りは、日に良く照らされる部分になるため、
コンクリート躯体が収縮しやすく、クラックが入りやすくなります。
そこで笠木をつけることにより、直射日光を防ぎ、
クラックが入った場合も躯体内への漏水を防止してくれます。
次に「撥水材」は、コンクリートの打ちっ放し面に塗布することで
雨だれなどで、外壁が汚れるのを防ぎます。
当社は標準仕様として、大日技研工業の「ランデックスコート」を施工しています。
「ランデックスコート」は、日本武道館や埼玉スーパーアリーナ、大阪城ホールなど、
多くの公共施設での施工実績を持っており、コンクリートの表面を保護するための水性塗料です。
水で希釈できる水性塗料は、シンナーで希釈する溶剤系に比べて、
臭いが少なく身体に与える影響も少ない塗料となります。
「ランデックスコート」は耐久性にも優れており、15~20年以上と非常に長い耐用年数を誇っています。
※立地や日当たりなどの諸条件により対応年数は前後します。
すでに閉館した三和建設宝塚展示場では、築10年経ってもその効果変わらず
きれいに水をはじいていました。
カラーバリエーションも豊富で、ホワイト系が人気です。
“大日技研工業HPより引用”
また撥水材を塗布することで、コンクリートの「中性化」を防いでくれるといった効果もあります。
コンクリートは建築当初は強アルカリ性で、内部の鉄筋が錆びるのを防ぎます。
コンクリート表面が大気に露出していると、大気中の二酸化炭素によって
どんどん中性化に向かいます。
中性化が内部に到達すると鉄筋が腐食し、本来の効果が得られなくなります。
見た目を美しく保つ以外にもこんな効果もあるのです。
今回はこの「笠木」と「撥水材」の2点をご紹介しました。
三和建設のRC建物には、今までの経験から得た
いつまでも綺麗に住んでいただけるような工夫が詰まっています。
モデルハウスはもちろんですが、
構造見学会や完成見学会といった実際の建築現場もご覧いただき、
当社のRC建物に対するこだわりを感じてみてください。
兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
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