2018.11.22

バルコニーデッキ床の下は、掃除できるの?

おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

皆様、こんにちは。
RCギャラリースタッフの吉川です。

早いもので間もなく11月も後半になりました。
あちこちでクリスマスのイルミネーションが輝きはじめています。
一段と気温も下がってまいりましたので、風邪など引かぬよう
体調管理にお気をつけください。

 

さて、今回はバルコニーの段差を解消するデッキ床について書いてみます。

バルコニーの段差を解消するデッキ床

RCギャラリー西宮2階子供室のバルコニードア下

こちらは鉄筋コンクリートモデルハウス「RCギャラリー西宮」2階子供室の
バルコニードア下の写真です。

室内の床とバルコニーデッキ床の高さが揃っているのがお分かりでしょうか?

「雨が降ったら部屋の中に雨水が入ってこないの?」

といった声が聞こえてきそうですが、実際のバルコニー防水床はデッキよりも10数センチ下にあり、
デッキパネルの隙間から雨は下に落ちるのです。

バルコニーまたぎ

バルコニー段差

木造でもRC造でも、バルコニー廻りの納まりは、「またぎ」や「段差」を設けて
雨水の浸入を防いでいます。

特に最近はゲリラ豪雨や大型台風など、水の被害が多発していますので、
建築会社はこうした防水措置を徹底的におこなっています。

デッキ床を設けて段差を解消

デッキ床を設けてこの段差を解消することで、バリアフリーとなり
室内と屋外空間への繋がりが生まれ、一体感と広がりを得られます。

実際にモデルハウスで体感いただくと、その使い勝手の良さから採用に至ることが多いのですが、
気になるのはデッキ床下の掃除方法です。

「デッキを外さないと、床下は掃除できないんですか?」
そんな質問をよくいただきます。

もちろん屋外ですので、雨風と一緒に土埃や落ち葉が下に落ちます。
すぐにではないですが、当然メンテナンスが必要になります。

そこでRCギャラリー西宮では写真のように掃除用の点検口を数箇所設けています。

ウッドデッキ掃除用の点検口

デッキ床を設けて段差を解消

点検口を開けると、排水ドレンを覗くことができます。
日常のお手入れであれば、このドレンまわりを清掃する程度で十分です。

バルコニー防水床には排水勾配があるので、このドレンに土埃や落ち葉が集まります。

全域の清掃となると、やはりデッキを外さないとできませんが、
完成後二年半経過したモデルハウスを見ていると、
「市街地ではその必要はないかな?」と感じます。

※デッキで防水層を覆えば、表面を劣化させる紫外線を遮ることになり、
防水層の保護にもなっています。

RCギャラリー西宮では排水ドレンまわりの点検口のみ設置していますが、
水勾配の上方にも設ければ、ホースを差し込んで洗い流すこともできそうです。

バルコニーデッキのメンテナンスが心配という方は参考にしてください。


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