2012.10.10

施主支給品

こんにちは。現場監督の田浦です。

今、私が担当の現場では、お施主様からの支給品を取り付けることになっています。
お施主様は、金属加工関係にお勤め。
ステンレス板を曲げたり、溶接したりするのはお手のもの、というわけで、
建築中のご自宅の雨樋や笠木を自作されることになりました。

コンクリート素地に、ステンレス製の雨樋や笠木はシャープで良く合います。

さびにくいので屋外の雨樋や庇、笠木などの建築材料として良く使われるステンレス材料。
これを機会に、ちょっと調べてみました。

ステンレスとは・・・
鉄を主成分として、これにクロムやニッケルを含有させた合金。
一般的には、クロムを約11%以上含有させた鋼をステンレスと定義されており、
クロムが約11%以上になると、さびにくさ(耐食性)が飛躍的に向上する性質がある。

ちなみにステンレスとは、‘Stainless Steel’の略称で、
‘Stainless’は「さびにくい」という意味。
直訳すると、「さびにくい鉄」ということです。

自作される部材は、使用ヶ所によってサイズが異なります。納まりなど、詳細の打合が必要
ですので、打合のために先日は初めて加工場にお邪魔してきました。

写真はステンレスの大板から、プレス機で依頼された型板に切り抜く作業を
されているところ。社会科見学のようで、しばらく見ていても飽きません。

さて、描かれた手描きの図面を元に、納まりを考えながら寸法や数量の打合をおこないました。

雨樋には厚み1.5ミリ、笠木には0.5ミリのステンレス板を使います。

厚みのあるステンレス板をミリ単位で切り抜いたり、直角に折り曲げたり、
溶接したりするのは高い技術が求められると思うのですが、

「たいがいのことはできます」

とのこと。なんとも頼もしいお施主様です。

コンクリートの住宅を選ばれるお施主様は、特に住まいへのこだわりが強いと感じます。
その「こだわり」をカタチにするべく、監督として丁寧な仕事を心掛けています。

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