こんにちは、営業の松井です。
鉄筋コンクリートの住宅を建築している私たちなら、
耳慣れた「RC(アールシー)」の言葉。
一体何の略なのでしょうか?
「C」は「コンクリート」の略は分かるけども、
「R」ってなんなの?
若手社員に質問してみました。
「ラ?・ ・ ・ リ?・ ・ ・ ル・ ・ ・ レ・ ・ ・ 分かりません!(苦笑い)」
実は、社内でも、答えられない技術者がいたりして・・・
鉄筋コンクリートのモデルハウス前にも、のぼりに「RCの家」の文字。
「RC造」とは、鉄筋コンクリート造 (Reinforced Concrete:レインフォースドコンクリート)
の略なのです。
「Reinforce」とは、「・・・を補強する、・・・で強化する」の意味があります。
「Reinforced Concrete」 =「補強された」コンクリート =鉄筋コンクリート造
となります。
現在の鉄筋コンクリート工法では、補強に使うのは主に「異型鉄筋」。
コンクリートとの付着面積を増やすために、節の付いた「異型鉄筋」を使用しています。
第二次世界大戦中の日本では、物資不足から、鉄の代わりになんと「竹」を使った
「竹筋コンクリート」なる構造で建物も作られたそうですが、やはり耐久性はもひとつだったみたいです。
近代土木建築では欠かすことのできないこの「鉄筋コンクリート造」ですが、
一体いつごろ、だれが発明したのでしょうか?
セメントに砂、砂利、水、(混和剤)、を練り合わせて固まったものがコンクリートです。
古代ローマ時代には、石灰石を焼いて作られたセメントが、水と混ぜ合わせると固まる性質を利用して
様々な建造物が造られ、今も現存しているものもあります。
そのコンクリートに鉄筋を組み合わせることで、より強度が増すことが発明されたのは今から150年ほど前。
諸説あるようですが、おもしろいのはフランス人の庭師、モニエさんが発明した話。
使っていた植木鉢がすぐに壊れてしまうことから、金網にコンクリートを流し込んで補強することを
考案し、1867年に特許をとっています。
建物といえば、木造が主流であった日本では、明治になって西洋のレンガや石造りの建築工法が
取り入れられました。
大正時代になると、耐震性への関心が高まり、鉄骨や鉄筋コンクリート造による耐震・耐火建築物が
建てられるようになりました。
※前回のQ&Aはこちらから→コンクリート住宅 よくある質問 ~どれくらいもつの?
※続きはこちらから→コンクリート住宅 よくある質問 ~ 固定資産税って高い?
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