今回は設計の田村から報告します。

宝塚の山手で工事中のＡ様邸が完成しました。
Ａ様邸は屋上のある鉄筋コンクリート住宅。
永年お住まいされた木造住宅から新しくコンクリート住宅への建替えです。

広い敷地の一画で、家庭菜園がご趣味のご主人。
当初はコンクリート住宅の屋上でも菜園を希望されておりましたが、
奥様から、「屋上に上がってまで野菜を作るの？」

もちろんＲＣの家ですから屋上に土を入れて菜園作りも可能ですが、
他にも「多目的に利用するのが現実的」との結論で、
標準仕様のウレタン防水仕上げとなりました。
将来は太陽光パネルを設置することもお考えです。

屋根を屋上として利用できるのはＲＣ造の大きなメリットです。
もちろん木造でも可能ですが、「木造で可能かどうか」というより、
「ＲＣなら普通に出来ますよ」というところが違いますね。

それにしても抜群の眺望ですね。うらやましいかぎりです。

コンクリートの家なら、屋上利用をぜひご検討ください。

住宅を設計する場合のポイントとして、室内の間取りもそうですが、
「外」との関係をどうとらえるのかも重要です。

「外に閉じるのか、それとも積極的に開くのか･･･」
「眺望はとれるのか、どのように見えるのか･･･」

周辺環境を考慮した提案も建築士の仕事です。