2015.07.27

3階建RC住宅なら、固定資産税の軽減措置を受けられるかも?

おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

 

営業の松井です。

夏休みの真っ最中です。
ちいさな子どもさんがいるご家庭では、週末のお父さんの休みを待ちかねているのでは?
我が家も同じですが、先週はあいにくの台風。
それでも騒ぐ子どもたちに負けて、雨が降る中プールに連れて行くはめとなりました。

 

今回は、“固定資産税の新築住宅に対する軽減”について。

この軽減の要件の中に“3階以上の中高層耐火住宅”という文言があり、
先日、鉄筋コンクリートで3階建てを建築されたお客様から
「我が家は“3階以上の中高層耐火住宅”に該当するのでしょうか?」
との質問を受けました。

 


 “固定資産税の新築住宅に対する軽減”を受けるための要件をまとめてみました。

固定資産税 新築住宅軽減 要件


お客様からのご質問は、上の表中の“3階以上の中高層耐火住宅”の扱いについてです。

「鉄筋コンクリート住宅=耐火住宅」といったイメージがあるので、パッと見て間違いそうですが、
建築基準法の用語には、耐火住宅はありません。

建築基準法の規定にあるのは、「耐火建築物」や「準耐火建築物」。
これとはどうも内容が違うようなのです。


建築基準法では、建物が密集する都市部の防災や不燃化を進めるために定められた防火地域や準防火地域内
の建物は、「耐火建築物」や「準耐火建築物」としなければなりません。

「耐火建築物」や「準耐火建築物」は、構造躯体を耐火構造(鉄筋コンクリート造ですね)や準耐火構造とした上で、
延焼のおそれのある部分(※)の開口部に防火戸等を設けなければなりません。

防火戸①


防火戸② 

※延焼のおそれのある部分
    隣接する建築物等が火災になった場合に、延焼する可能性の高い部分のことで、
    隣地境界線又は前面道路中心線から、1階は3m以下、2階以上の場合は5m以下
    の距離にある部分のことをいいます。


防火地域や準防火地域以外の地域で、延焼のおそれのある部分に防火サッシ等を設けていない
鉄筋コンクリート住宅は耐火建築物や準耐火建築物ではないのです。

それならば、耐火建築物や準耐火建築物でない3階建以上の鉄筋コンクリート住宅は、
この新築住宅に対する固定資産税の軽減措置は受けられないのでしょうか?

 

 

そこでいまさらですが、ネットで調べてみたり、あちらこちらの固定資産税課へ問い合わせしました。
電話ではうまく伝わらず、要領を得ないケースもあって直接市役所にも行ってきました。

 


簡単に答えを得られる、そう思いきや・・・


阪神間の5市の固定資産税課に聞いてみましたが、返ってくる答えは同じではなかったのです。

I市では、登記簿上の構造種別で判断しますとの回答。
「鉄筋コンクリート造」「3階建て」の記載なら自動的に軽減されるという回答でした。
N市でも、同じ回答でした。

一方、T市では、建築確認許可書の第四面に記載されている【耐火建築物】の欄で確認するとのこと。
A市でも同様の回答です。

 

「ん?・・・どれが正解なの?」

 

どうも、市によって解釈が違うようです。
まあ、電話や窓口で問い合わせただけなので、実際は同じかもしれませんが・・・


でもこうなると、徹底的に調べてみたくなるもの。
そこで、外に出かけたついでに大阪のある市の固定資産税課に行ってみました。

すると、こんな資料をくれたのです。

 

中高層新築住宅の耐火構造等の確認について


中高層耐火建築物新築住宅に対する固定資産税軽減申立書


担当者に聞くと、よく問い合わせがあるようです。

文面を見ると、建築基準法の耐火建築物(準耐火建築物)と地方税法の中高層耐火建築物とは、やはり異なるようです。

地方税法上の耐火建築物には、『外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に防火設備を有する』ことは、
求められていないことが分かりました。

また所有者に向けた「中高層新築住宅の耐火構造等の確認について」(お願い)の文中には、

「開口部に防火設備を有していないために建築基準法上『その他』(耐火建築物(準耐火建築物)以外)
に該当したのかは、本市では判断ができません。」

と記載されています。要件を満たすか否かは「建築士さんや工務店に確認して下さい」ともあります。


先のRC造3階建てを建築されたお客様からの質問、
「我が家は“3階以上の中高層耐火住宅”に該当するのでしょうか?」の回答は、

「当社の鉄筋コンクリート造3階建てなら、全て該当するようです。
 ただし、市によって今一度確認したほうがよさそうです。」

となりました。

 

参考までに、軽減額にどれだけ違いが出るのか一例をあげてみます。


RC3F建て 固定資産税軽減額 比較


 “3階以上の中高層耐火住宅”とそれ以外では約20万円違いがでます。

今回、またひとつ鉄筋コンクリート住宅の優位性を認識したのでした。

 

 


※関連記事はこちらから→住宅営業マンがそっと教える「RC住宅の固定資産税」
            
コンクリート住宅 よくある質問 ~ 固定資産税って高い?
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