おかげさまで創業49年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
監督の小林です。
神戸市の海側、海岸通りで建築中の鉄骨造マンションは
内部の仕上げ工事が進行しています。
本日ご紹介するのは「レべリング工事」
あまり聞き慣れない名称ですが、精度の高い床面を作るのに必須の下地調整工事です。
重量鉄骨造の建物の場合、各フロアの床にはデッキ材と呼ばれる波型鋼板を敷いて
その上からコンクリートを流し込み、平らに均します。
でもどんなにコンクリートを念入りに職人が均しても、表面には多少の不陸や凸凹は残ってしまいます。
その不陸や凹凸をできるだけ薄く、平滑にするために施工するのが「レベリング材」です。
こんなイメージですね。
実際に流し込むレベリングの厚みは1センチ程度。
この上に床仕上げをおこなうことで、平らな床仕上げとなるのです。
施工前には床を清掃し、レベリングの付着を良くするためにプライマーを塗布します。
今回使用するレベリング材は宇部興産の「タフレベラーG」
表面硬度と速乾性に優れたセメント系セルフレベリング材で
専用車で工場より現場に搬入されます。
施工前の受け入れ検査の様子です。
レベリング材が最適粘度かどうかをフロー値試験で確認します。
中央の筒にレベリングを流し込んで抜き上げます。
広がった円の直径が21~23cm範囲なら合格です。
検査を経た後、打設を開始します。
床のレベルを出す(=平らにする)場合、一昔前なら大工さんが
現場状況に合わせて高さを加減しながら床を組むこともありました。
レベリング材の登場で、短時間に広範囲の施工が可能となり、
工期短縮にも繋がっています。
※前回の記事はこちらから→神戸海岸通りマンション・・・ALCパネル取り付け中
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