おかげさまで創業49年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。営業の吉川です。
関西では昨日からえべっさんが始まりました。
全国のえびす様をおまつりする神社の総本社である西宮神社も
宵えびすの昨日、たくさんの人出で賑わったようです。
「商売繁盛で笹持って来い!」
今日あたり、私も願掛けに出かけてくるつもりです。
耐久性に優れる鉄筋コンクリートの住宅ですが、
定期的にメンテナンス工事をおこなうことで、より高寿命な建物になります。
今回は築36年が経過したRC住宅の外壁補修工事の様子をご紹介します。
こちらのコンクリート住宅は他の建築会社で建築された建物ですが、
お知り合いのご紹介もあって、「コンクリートに長けている三和さんで」と
補修工事の依頼を受けました。
写真は施工前の状況です。外壁の端部に構造的な不具合で発生したと見られる
大きな亀裂(以下、クラック)が発生して、一部はコンクリートが浮いている
状況です。
地震による揺れ、躯体の収縮や挙動、施工不良等、クラックにも大小さまざま
なものがありますが、今回のケースはちょっと厄介です。
このまま放置し続けると、クラックに雨水や炭酸ガス等が入り込み、
コンクリートの中性化が進むばかりでなく、内部の鉄筋が錆びて膨張し、
最後はコンクリートが爆裂して鉄筋が露出してしまい、建物強度がどんどん低下
していくといった事態になりかねません。
補修工事を開始しました。
まず、斫り(はつり)と呼ばれる作業によってクラック部分のコンクリートを
丁寧に撤去し、内部の鉄筋を露出させます。
案の定、鉄筋は錆びて腐食が始まっていました。
今回のクラックは、施工の際に鉄筋とコンクリートのかぶり厚が不足している
ことが原因です。
通常の壁なら2~3センチは必要なかぶり厚ですが、見る限り1センチ程度しか
ありません。
鉄筋は素材が「鉄」なので、空気や水分に触れると錆びが発生し、腐食が始まります。
コンクリートは施工当初は強いアルカリ性なので、しっかりとかぶり厚を確保
して施工すると鉄筋を錆びから永く保護してくれるのです。
作業は次に鉄筋表面の錆びを可能な限り除去し、防錆プライマーを塗布します。
防錆プライマーとは、錆の上から塗ることができる防錆剤です。
防錆処理を施した後は、樹脂モルタルを充填いたします。
エポキシ樹脂系のモルタルにより、スピーディーに補修ができ、高強度な
外壁が再生するのです。
樹脂モルタル表面を左官仕上げ整えて、補修工事は完了です。
この後、既存の外壁の色に近い塗料で仕上げの吹付塗装をおこないました。
鉄筋コンクリート住宅の改修には、RCを知り尽くした施工経験豊富な技術者
が必要不可欠です。
三和建設はおかげさまで今年、創業50周年を迎えました。
新築だけでなくリフォームも、鉄筋コンクリート住宅に関することなら
なんでも私たちにご相談ください。
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