おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

こんにちは、営業の伊藤です。

最近はずいぶんと暖かくなってきました。
ここ宝塚市内では桜の花びらがハラハラと舞っていますが、
この先１週間は天気が崩れるとの予報です。

名残惜しいのですが、今年はこれで見納めとなりそうです。

今回は、鉄筋コンクリート住宅の「打ちっ放し仕上げ」を美しく保つための
私たちの取り組みを紹介します。

街中を見てまわると、年月を経たコンクリート打ちっ放し仕上げの建物を時折見かけます。
コンクリートの表面に何の措置も施していない建築物は、年月が経つとやがてカビやコケが
付着して、黒くくすんでしまいます。

上の建物も完成した当時は美しい打ち肌だったのでしょうが、
素地そのままの外壁仕上げと陸屋根の立ち上がり（パラペット）の笠木金物が
おそらく取り付けられてないため、雨だれがシミとなったのでしょう。

コンクリートは表面が素地のままだと少なからず吸水する力があり、
吸水率（※1）は一般に５～１０％程といわれています。
これは天然の緻密な構造をした石材に比べると高めです。
※1　表面乾燥飽水状態の普通骨材に含まれている全水量の、絶対乾燥状態の骨材質量に対する百分率

コンクリートの壁が水分を持ったままの状態となると、
永い年月をかけてカビやコケが発生し、やがて黒ずんでしまいます。

「それもコンクリート建物の味のひとつ！」

そんな考え方もありますが、せっかくのコンクリート建物ですから、
私たちは見た目の美しさにこだわっています。

そこで三和建設ではコンクリート打ちっ放し部分には標準仕様で撥水剤を塗布しています。
その効果はおよそ10～15年。完成時の美しい打ちっ放し面を保つことができるのです。

コンクリート住宅では、室内壁にも打ちっ放し仕上げを用いることがありますが、
この場合にも撥水剤を塗布しています。

撥水剤を塗布することで、手垢や汚れがつくのを防止することにもなります。

撥水剤を塗布した効果はこちら！

降りかかった雨はコロコロした水滴となって壁を伝い落ちていくのです。

私たちが使用している撥水材は大日技研工業のランデックスコート。
おすすめしたいのは少し白が加わったパールホワイト色です。

コンクリート打ちっ放しの外観そのままに、表面に少しだけ白を加えることで、
打ちっ放し面の仕上がりがより一層美しく映えるのです。

もうひとつ、雨ジミの汚れが気になる箇所が軒裏です。
外壁を伝い落ちた水滴が、軒裏にまわりこんで水あと模様がついてしまうのです。

三和建設ではバルコニー裏や軒裏には水切り目地を設け、雨が水平面に回り込まないように
しています。

 
鉄筋コンクリート住宅は高い耐久性が自慢です。
せっかくこだわって建築されたRC住宅なのですから、末永く美しくお使いいただけるよう、
随所にこだわりを持って設計しています。

 

兵庫・大阪で建てる高品質＆ローコストのデザイン注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をＲＣ住宅で叶える。
宝塚・尼崎・西宮・芦屋・神戸の鉄筋コンクリート住宅なら三和建設。