2015.07.07

完成しました! 芦屋テナント併用RC住宅

おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

 

こんにちは。
営業の松井です。

6月30日大雨の中、担当している芦屋市のテナント併用RC住宅が引渡しを終えました。

工事途中には、地中障害物の発覚など色々と工事の進行を妨げることがありましたが、
無事竣工を迎え、お施主様にも喜んで頂けてほっとしております。

芦屋テナント併用RC住宅

 

計画当初を振り返りますと、今回の計画では北側斜線が大きく影響する建物でした。
敷地の間口が約5.5mで、建物自体の間口は壁芯で約3.7mとなっています。

建築地は第一種中高層住居専用地域の第二種高度地域に該当し、芦屋市さんのすみよいまちづくり条例によって
隣地境界線から70cmの後退が必要な地域でした。

用途地域

経験上、他の地域では民法による50cmの後退を最低限確保して計画することが多いのですが、
芦屋市さんは住環境を考慮して、このように条例で制限を設けていると思われます。

敷地に対して南北合わせて最低限1.4mの後退が必要で、尚且つ高度地区の規制もあって3階部分の床は削られる
ことになりますが、その斜線を活かし勾配天井として天井高も上げて空間には出来るだけ広さを感じられるように
工夫を施しました。

勾配天井

1階がテナントですので、約3.7mの間口は最大限に活かして住宅部分の通路は北側に設置しています。

 

そんな中で、通路部分には下の写真にあるような薄型の換気フードを使っています。
私自身も他の現場ではあまり見たことがなかったのですが、スッキリしていて見た目も良いので紹介したく
なりました。

RC薄型換気フード①

RC薄型換気フード②

RC薄型換気フード③RC薄型換気フード④

株式会社ナスタさんの『スーパースリムフード』という商品です。

建築材料などは日々デザイン性の良いものや機能性の良いものが登場しますが、
現場を観ているといつもと違うものに興味が湧いてきます。

特にデザイン面は、個人的な好き嫌いもあるのでお客様に自分の好みを押し付けるのは間違っていると
いう思いもあるのですが、知ってしまうとついついお勧めしたくなる性格なので、
お客様と設計者の打合せ時には『こんなものもありますよ』と横槍を入れ、邪魔になっていることも度々あります。

やめられませんが。

 

兵庫・大阪で建てる高品質&ローコストのデザイン注文住宅。
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