おかげさまで創業56年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
1.建て替えを決められたきっかけは?
建て替える前は、祖父が建てた築100年になる大阪数寄屋造りの家に住んでいました。
このあたりは今でこそ幹線道路も通って便利になりましたが、昔はまわりに畑や田んぼが広がるのどかな所でした。築100年ともなると家もあちこちが傷んでおり、断熱材も無い土壁で隙間だらけでしたから、ホコリや騒音にも悩んでいました。旧宅は歴史的価値もあり、更に祖父や父が大切に守ってきた家を建て替えることには迷いもありましたが、家族の将来のことも考えて建て替えることを決心しました。
2.三和建設に依頼されたきっかけは?
当初は和風屋根の美しい、現代的な数奇屋建築の家を建てたいと考えていました。
でもそのうちに、どんどん変化する周辺環境に対応できるような防音・防振・防塵性を持った家を望むようになりました。家族構成が変わるなど、「将来のライフスタイルの変化にも対応できる家にしたい」という家族の希望を優先し、RC造での検討を始めました。
家族にRCの特徴を実体験してもらおうとネットで調べてみると、宝塚に三和建設さんのRCモデルハウスがあることを知りました。
連絡をとってみると、「(宝塚から大阪までは)ちょっと距離があるので、ご期待に添えるはどうか分かりませんが、ご参考にモデルハウスだけでも ぜひご覧になってください!」と丁寧に対応いただき、伺ったことがきっかけです。
3.コンクリートの家を選ばれた理由は?
以前の家だと冬の寒さが堪えていましたから、断熱性の高い家を求めました。日本の古典文学には「家の作りやうは、夏をむねとすべし」とあり、夏の暑さ対策を重視しなさいとのことですが、現代の家はエアコンもあるので、やはり冬の寒さ対策が重要だと思います。これまでの冬の過ごし方といえば、石油ストーブにホットカーペットにコタツ・・・と、暖房器具に囲まれての生活でしたが、RCの家になればそれも解消できるかと・・・
それにホコリですね。旧家屋では夏の間は家中の襖を開け放すので、外から入ってくるホコリに悩まされていました。ですから建て替える家には、防塵性と気密性を求めました。
防音についてもこだわりました。この土地は大通りから一本入っていますが、夜間でもそれなりの騒音があります。遮音性も重視したかったので、最終的に建て替えるなら「RCの家」となりました。
4.RCの家にされて、どのようなことが良かったですか?
断熱材もなく、土壁で隙間だらけの住環境から約100年タイムトリップしたので、とても快適です(笑)。
特に鉄筋コンクリート造の気密性の高さからくる「静粛・防塵」には満足しています。
あれほど入ってきていたホコリも無くなり、掃除がとても楽になりました。それに窓を閉めると、外の音が聞こえず、家の中の声も外には漏れずに満足しています。
「断熱」にもとても満足しています。冬場に外から帰ってきてエアコンを付けると、5分もすれば十分暖かくなります。冬の寒さが抜本的に改善できました。
それに居室には南側の大きな窓から十分な陽射しが入るよう希望して造りましたので、冬でも明るく暖かい家になりました。
5.家創りのどんなところにこだわりましたか?
外観は、「コンクリートと木目を融合させたい」と考えていましたので、表の塀は「杉板打放し」仕上げにしたかったのです。ところが三和建設さんは杉板型枠の施工経験がありませんでした。そこで自分で日本中あちこちのコンクリート業者さんに問い合わせ、一方的に私が希望する雰囲気になるような施工方法を教えてほしいとお願いしました。しかし杉板型枠を使った施工は難しくノウハウが要るとのことで、電話で簡単に教えてもらえるような内容ではなかったのですが、それでもヒントだけはいろいろと教えてくださいました。
「何回も失敗しないと綺麗に打てないよ」と皆さんにいわれましたが、そのヒントを基に、現場監督さんや協力会社の方々が熱意 をもって施工に当たっていただいた結果、1回で満足のいく仕上がりになりました。三和建設さんの「現場力」を実感した次第です。
玄関扉と窓サッシの一部にも木製を使用しています。建物全体が柔らかい印象になってよかったと思っています。玄関扉や軒裏天井材を木製とするのは三和建設さんからの提案でした。豊富な施工実績からの提案ですので、そこはお任せして正解でした。
また全ての居室が南向きですので、深い軒と内外両断熱の屋根、樹齢100年になる青桐(アオキリ)の葉が夏の日差しを遮ってくれるようにも配慮しました。湿気で苦しむ梅雨時でも珪藻土とRCの壁が気密性と共にひんやり快適な空気感を保ち、不快な外気をシャットアウトした上、冷え症の家内もエアコンつけずに家事をする事も多かったです。
それに建て替える前の数奇屋の家は、100年前当時なら今で言う「デザインハウス」だと思うのです。そんな家に住み続けてきて痛感したのは、庭や和室が中心の間取りや手の込んだ化粧造作材は手入れや掃除が大変だということです。そこで新しい家は、清潔に保てるように掃除のしやすさを第一に考えました。
6.三和建設の担当者はいかがでしたか?
担当いただいた営業さんや上席者をはじめ、社員フル出場で対応していただきました(笑)。
思うに、三和さんは施主の持つ個別性に施工会社ならではの具体性を付与した、安全性の高い建物を建ててくれる会社だと感じています。例えば「天地をひっくり返した家を建ててほしい!」とお願いしても、真剣に検討してくれるような真面目な会社だと思います。
それに・・・実は工事中にこんなことがありました。
基礎工事の最中でしたが、現場で監督自ら何やら作業している場面にたまたま出くわしました。問うと、監督はバツが悪そうにしながらも話してくれましたが、三和さんの社内規定に合致していない施工があって手直しをしているとのこと。失礼ながら黙っていれば分からない基礎部分です。この時は職人さんが休憩している間に、現場監督自ら手直しをしていたのですが、そのこだわりの姿勢に感心したのでした。
7.アフターサービスの内容についてはどう思われますか?
先日引渡し後の3ヶ月点検を受けました。コンクリート部分に何ヶ所か小さなヒビ割れが入っていて、綺麗に補修してもらいました。トイレも工事のゴミなのか、使い始めて詰まりましたが、すぐに直してもらいました。住まい始めてまだ数ヶ月ですので、アフターサービスについてはこれからだと思います。
8.三和建設に依頼して、結果はどうでしたか?
じわーっと、良さを感じているところです(笑)。
家内も明るくて暖かい家になったと気に入っています。
私のように、明確で具体的な希望をお願いすれば、三和建設さんの持つ高い「現場力」でどんな無理な要望でも満足のいく対応をしてくれると思います。しかし、住まいに先端デザインや超高級感を重視するなら、他の建築士さんにお願いした方がより満足できると思います。
9.今後、三和建設に望むのはどのようなことですか?
三和建設さんの持つ高い「現場力」をもっともっと高めていってほしいですね。協力会社さんとのチームワークもいいし、それを武器にこれからも家創りを続けてほしいです。
10.これから家を建てられる方にひと言お願いします
これは自身の反省からくる教訓みたいなものですが、ひと言で「いい家」と言っても、施主や建築士、施工会社といった立場が違えば、それぞれ想い描く姿は違うことを依頼主は認識する必要があると感じています。その上で、デザインに特化した設計事務所に依頼するのか、得意な技術やノウハウのある設計施工の会社で建てるのかを考える必要があると思います。
<最後に施主様より>
計画当初、なかなかうまく建築計画が進まなかった時に、心配しアドバイスをいただいた友人や建築士の方々、それに熱意を持って施工にあたっていただいた三和建設の現場監督さんやスタッフの皆様へ。おかげさまで私たち家族にとってのオンリーワンな家を完成することができました。本当にありがとうございました。
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