おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
絶好の行楽日和が続いているシルバーウィークですが、
毎年あるのかと思いきや、9/23の秋分の日が水曜日に当る年だけ5連休になるそうです。
ちなみに前回のシルバーウィークは2009年だったそう。
そして次に5連休が訪れるのは11年後の2026年になるそうです。
たいていの方は休日が増えるのはとても嬉しいことなのでしょうが、
土日祝日に勤めておられるサービス業や自営業の方にとってはちょっと複雑な心境かも・・・
みなさま、大変ごくろうさまです。
かくゆう私たちも、土日祝日は出勤日。
RCの家モデルハウスで、皆さまのお越しをお待ちしております!
今回は「耐震、免震、制震」について、宝塚展示場の松井がお伝えします。
日頃より地震のニュースで「○○沖で、マグニチュード○.○の地震が発生しました」
はよく耳にしますが、この「マグニチュード」と「震度」はいったいどう違うのでしょうか?
「マグニチュード(M)」とは地震計の記録から求めた地震の規模を表す単位です。
マグニチュードは震度のように直接観測できないので、各地の揺れの大きさなどから推定されます。
調べてみると、M5程度の地震は世界のどこかでほとんど毎日発生しており、
日本でもM3 ~4程度の地震はほぼ毎日発生しているとのことです。
近いうち発生が予測されている「南海トラフ巨大地震」は
その名前の通りM8.0から9.0が想定されています。
一方「震度」とは、地震が発生した際の各地の「揺れの強さ」を表しています。
(気象庁HPより)
ちなみに「震度」は区分毎に呼び名が付けられています。
震度1 =微震
震度2 =軽震
震度3 =弱震
震度4 =中震
震度5 =強震
震度6 =烈震
震度7 =激震 (家屋の倒壊が 30%以上に及び,山くずれや地割れが生じる)
鉄筋コンクリート造の建物 = 頑丈で地震に強い建物
こんなイメージを持たれておられる方は多くいらっしゃいます。
ただ、「耐震、免震、制震」といったフレーズはよく耳にするものの、
「いざ説明するとなると、ちょっと・・・」という方がほとんどでは?
そこでそれぞれの工法について、私なりに解説してみます。
【耐震】
地震に対して、主要な構造体そのものの強度や靭性を向上させることで破壊や損傷を防ぐ工法です。
壁や床、屋根を一体で作りあげる鉄筋コンクリート構造の建物は、耐震構造になっています。
建築物の耐震とは一般に建物が完成してから壊されるまでの間に、数回起こる可能性のある中規模の地震に対しては
「大きな損傷はしない」、一度起こるか起こらないかの大地震に対しては居住者の生命を守る(倒壊しない)ことを
目標としています。
ちなみに住宅性能表示制度では耐震性について以下のようにランク付けがなされています。
三和建設の作る鉄筋コンクリート住宅は、基本的に等級2以上となっています。
【免震】
地震力を抑制することによって構造物の破壊を防止する工法です。
「耐震」は地震力を受けても耐えることを指し、「免震」は地震力をなるべく受けないことを指します。
「免震」といえば、東洋ゴムの免震ゴム偽装が記憶に新しいところです。
免震装置はとても高額になるため、どちらかというと高層マンションやビルに採用される場合が多いです。
最近では「免振杭」工法といった施工方法もあって、お問い合わせいただくこともあります。
【制震】
建物にかかる地震力を、建物内部の機構により減衰させたり増幅を防いだりすることで、
建物の振動を低減させます。
構造躯体に「制震装置」を組み込みことで、地震の揺れを吸収します。
写真は三和建設の木造住宅で使用されている制震装置「パワーガード」です。
梁材と柱に一対で設置することで、地震力を吸収します。
鉄筋コンクリート構造の建物は、その構造体自身が耐震性に優れています。
それに加えて最近は「免震」についてのご相談が増えてきています。
「いつ発生しても不思議でない」とされている南海トラフ巨大地震は、
「我が国がかつて経験したことのない災害になる」と言われています。
その被害想定では、死者約32万人との発表もありました。
「あきらめずに、正しく恐れる」
数年前に被害想定を発表した担当大臣の言葉です。
「自分でできる防災は徹底していただきたい。『自助』が大原則」
と、行政としての限界を認めるコメントもありました。
住まいを提供する私たちがやるべきことは、「その時」に備えて頑丈で安心な建物を造ること。
あわせて、みなさまに常に適切で正しい情報を提供してまいります。
兵庫・大阪で建てる高品質&ローコストのデザイン注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
宝塚・尼崎・西宮・芦屋・神戸の鉄筋コンクリート住宅なら三和建設。