2015.09.20

コンクリート躯体が完成しました!~三田駅前マンション現場リポート

おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

 

宝塚から三田へ向かう道中、周辺に広がる田んぼに目を向けると
稲穂が垂れ下がり、収穫を迎えるばかりとなっていました。

三田 稲穂

気候も風景も、日に日に秋色が濃くなってきます。
何をするにも、いい季節になりました。

 

 

今回も三田市内で建築中のRC造マンション工事現場の様子を、
営業の吉川がご紹介します。

三田市内 建築中RC造マンション

 

現場では最上階のコンクリート打設も完了し、既に型枠も外されていました。

最上階 コンクリート打設完了

屋上に上がると、前回ご紹介した「ハト小屋(→こちら)」が完成していました。
見えている白い配管はエアコンの冷媒配管です。

 

冷媒配管 ハト小屋経由屋上

こちらのマンションでは、室外機を屋上に設けるため、冷媒配管を「ハト小屋」経由して
屋上に上げています。
下の階の天井を見ると、配管のルートがよく分かります。

 

コンクリート打設時施工ポリスチレンフォーム断熱材

建物内部は型枠も外されて、コンクリート打設時に打ち込んだポリスチレンフォーム断熱材が
現れています。

手前の床段差部分は、キッチンやトイレ、ユニットバスの設備配管スペースです。

 

設備配管スペース

こうすることで廊下もトイレも洋室も、段差のない床高さとなるのです。

 

 

 

さてさて・・・

紹介しているマンションの近くには、欣勝寺というお寺があります。

欣勝寺 三田市

このお寺にまつわる民話をひとつ。

 

みなさんはカミナリが鳴った時や怖い目に遭った時、
「くわばら、くわばら」
なんておまじないを耳にすることはありませんか?

 

じつはこのおまじない、三田市の桑原地方に伝わるあるお話が元になっているのです。

 

 

 

 

その昔、あわてんぼうのカミナリの子どもが、雲の上から落ちてしまいました。

雷親子

落ちたところは欣勝寺にある古井戸。

和尚さんは落ちたのがカミナリの子どもだと知るや、すぐに井戸に蓋をしたのです。

「お前みたいに悪さばっかりするやつは、ずっとそうしておるがいい!」

「助けておくれ、この先桑原へは二度と雷を落とさないと約束するから」

そこで和尚さんは、カミナリの子どもを助けてあげました。

カミナリの子どもは帰って親に、一部始終を話しました。

カミナリの親は、和尚さんにたいへん感謝し、仲間を集めて、

「これから欣勝寺や桑原周辺には絶対にカミナリを落としてはならないぞ!」

ときつく戒めたといいます。

「くわばら、くわばら、ここは桑原欣勝寺!」

それからというもの欣勝寺や桑原周辺には雷が落ちたことがないといわれています。

 

 

欣勝寺の境内には、カミナリが落ちたとされる井戸もちゃんとありました。

欣勝寺境内 井戸

このお話、ストーリーが少し違いますが、「くわばらの起(おこ)り」として、
あの「まんが日本昔ばなし」でも放送されたそうです。

 

 

ちなみに・・・

文中の挿絵は展示場スタッフの山田作です。


※前回の記事はこちらから→
“ハト小屋”ってなあに?…三田駅前マンション工事リポート
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