おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
3連休の最終日、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
先日近くの公園を歩いていると、辺り一面に懐かしい甘い香りが漂っていました。
見上げてみると・・・
オレンジ色の小さなキンモクセイの花が咲き誇っていました。
私はキンモクセイの香りを嗅ぐと、暗くなるまで外で遊んでいた子どもの頃を思い出します。
本日は便利な住宅設備のひとつ、“電気錠”について書いてみます。
上のイラストのように2階にLDKがある場合や、建物と門扉までの距離がある場合に、
“電気錠”をお勧めしています。
門扉については、家族の帰宅を考えて鍵をかけないこともあるでしょうが、
それでは堂々と不審者が敷地内に入ってくることも考えられます。
かといって鍵をかけてしまうと、家族の帰宅時はもちろん、来客時にも、
その都度玄関ドアや門扉まで行って解錠しなければなりません。
こんな悩みを解消してくれるのが “電気錠”なのです。
玄関ドアに設置される“電気錠”では、カードやリモコンを使って、
キーレスで施・解錠できるものが主流です。
当社が標準で採用しているリクシルの玄関ドアを例に挙げてみます。
【タッチキー】
“リクシルHPより引用”
車でもおなじみのシステムです。
リモコンキーでの操作はもちろん、ポケットやバッグに入れておけば
ボタンを押すだけで鍵の開け閉めができます。
【システムキー】
“リクシルHPより引用”
こちらは鍵を身につけていれば、ドアに近づくだけで鍵が開きます。
両手がふさがっている時などは、とても便利ですね。
【カザスプラス】
“リクシルHPより引用”
おサイフケータイや専用のカードが鍵になります。
ボタンを押してから携帯やカードをかざせば、施解錠となります。
“電気錠”といえば、一般的には玄関ドアだけに設けるケースが多いのですが、
最近は門扉と併用で設置される方もおられます。
上の写真のお宅は、先日お引き渡しを終えたRC住宅です。
玄関ドアと門扉の両方に“電気錠”を設け、
そのどちらにも暗証番号を押して解錠する「シークレットスイッチ」を設けました。
その他、家族が集まるLDKと玄関ドアが近い場合には、
離れた門扉だけに電気錠を設置される場合もあります。
こぼれ話・・・
先日お引き渡しを終えたRC住宅では、リクシルの玄関ドア「アバントス」を採用しました。
“リクシルHPより引用”
電気錠の打合せの際、メーカーに問い合わせたところ、アバントス玄関ドアには
アイホン社製の5キー暗証解錠ボタンしか対応していないとの回答でした。
“アイホンHPより引用”
リクシルの玄関ドアとはいえ、電気錠のシステムは専用メーカーのものが採用されています。
「これしかない」なら仕方ないのですが、色もホワイトしかありません。
そこで、お客様自ら他の電気錠プレートをいろいろと調べられて、
パナソニックから新しく発売されたナンバーキーを探してこられました。
“パナソニックHPより引用”
こちらはプレート色もブラックで、精悍です。
なによりRC住宅のコンクリート打ちっ放し壁によく似合います。
“パナソニックHPより引用”
配列の番号も毎回ランダムに表示されるので、同じ場所を押すこともなく、
押し痕から暗証番号が漏れることもなさそうです。
このシークレットスイッチ、アバントス以外のリクシル玄関ドアには対応可能とのこと。
お客様からは「アバントスにぜひ採用したい」との声もあって、何とか取り付けできないものかと、
私自身もあちらこちらと問い合わせしてみたのですが、結果は「NO」でした。
結果をお客様にもご説明し、一旦は諦めていただきました。
ところが、現場が始まってみると・・・
どういうわけか、ちゃんと取り付いているではありませんか!
現場監督に聞くと、電気設備業者を介してメーカーに今一度確認して設置したとのこと。
システムやその機器の詳細を充分に把握したプロが交渉すると、
カタログやマニュアル上はダメでもOKになることがあるのだ、
とあらためて感じた次第です。
採用出来ないと結論付けした私の面目は丸潰れでしたが、
結果的にはお客様の望む商品が設置することができ、良かったなと思っています。
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