おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
RCギャラリー西宮スタッフの松井です。
建築の仕様打合せの際には、間取りや外観などの構造に関わる部分を先行して打合せし、
その次に設備や内装に進んでいくことが通常の流れとなっています。
その後半部分で打合せするのが「内装仕上げ」になりますが、
その内装の仕上げにも「ビニールクロス」、「塗壁」、「パネル」、「タイル」など
色々な素材の仕上げ材があります。
その中で今回は「タイル」について書きたいと思います。
カタログなどを見ていますと「磁器質」、「陶器質」、「せっ器質」という種類を目にします。
2014年にJIS改正がなされ、「磁器質」、「陶器質」、「せっ器質」などという呼称は、
新たに「AⅠ」、「BⅢ」などの種類に変更されたそうです。
メーカーによっては、わかり易くするために旧区分表記も記載してくれています。
新しい区別は、吸水率と成形方法によって種類分けされており、
新種類「Ⅰ類」 → 旧区分「磁器質」
「Ⅱ類」 → 「せっ器質」
「Ⅲ類」 → 「陶器質」 にほぼ該当するようです。
以下、各種類の特徴です。
BⅠ[磁器質]
約1250℃以上の高温で焼いたもので、吸水性が低く、主に外装や水廻りの壁・床、モザイクタイルなどに用いられます。
AⅡ[せっ器質]
1200℃前後で焼かれたもので、吸水率は10%以下、外壁部に多用される素朴な味わいがあるタイル。
BⅢ[陶器質]
素地を1000℃以上の温度で焼き上げたもので、素地は多孔質で吸水性があり、軽く打つと濁音がする。
硬さや強さは磁器質タイルに比べ小さく、主に内装に用いられる。
タイルにも種類があって、用途に合わせて使い分けするようです。
住宅業界に居ながら、まだ良く把握出来ていないことはたくさんあります。
今回もお客様からご質問を受け、個人的にも調べてみようと思ったのが切欠でした。
まだまだ知らないことは、多々あると思いますが、少しずつでも知識を深めて行きたいと思う次第です。
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