2016.07.31

なんといっても施工技術が重要です!・・・断熱材あれこれ

おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
  

みなさん、こんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。

先日、友人の結婚式に行ってきました。

wedding

両家の親族や友人に祝福されて、二人が笑っているのを見ると、
なんだかこちらまで幸せな気持ちになります。

「三和建設で家を建てていただいたお客様がずっと笑顔になりますように!」

家創りのお手伝いを精一杯頑張ってまいります。

 

本日は、断熱材のお話です。

断熱材とは、熱の移動や伝導を減少させるもので、
現代の家創りにおいて、快適な住空間を創るためには欠かせないものとなっています。

真夏のこの時期は、高い外気温が建物内に入ることを防ぎ、
冷房で冷やされた部屋内の空気を外へ逃がさないようにします。

冬の時期は、冷たい外気を建物内に入れず、
暖房で暖められた空気を外へ逃がさない役割を果たします。

「家のつくりやうは夏をもって旨とすべし」
(家は夏を中心に考えて風通しのよいようにつくりなさい)

兼好法師が書いた『徒然草』の中にはこのような言葉があります。
その当時は、湿度の高い夏を乗り切ることを主にして、風通しのいい家創りが
当然であったかもしれませんが、地球環境が変化している現在ではちょっと違います。

最近の住宅に求められるのは省エネ性。
窓やドア、壁や屋根といった家全体の断熱性能を高める必要があります。

窓・ドア・壁・屋根といった家全体の断熱性能を高める

 

断熱材には以下のような種類があります。

断熱材の種類

このほかにも自然素材として「羊毛」や「炭化コルク」なんかもあります。

一般に木造住宅で使われることが多いのは「ロックウール」や「グラスウール」といった繊維系の断熱材です。
よく、断熱材単体の断熱性能(熱伝導率)を取り上げて、
「こっちのほうが優れている」
といった説明を耳にしますが、一番大切なのはプロとして正しい施工が実践できる“技術力”だと思います。

木造住宅の場合、どんなに性能のいい断熱材でも誤った施工をすると、
壁体内結露を誘発し、断熱材が濡れたり木造躯体が腐ったりして
建物の耐久性を著しく低下させてしまいます。

ちなみに、三和建設の木造住宅で繊維系の断熱材を使用する場合には「通気工法」を標準仕様としています。

「通気工法」とは、外壁を二重構造にして空気の通り道を設ける工法です。

通気工法 断面図

そのメリットは、
①室内で発生し、壁体内に侵入した湿気を壁の外に排出することで、壁体内が乾燥し結露を防ぎます。
②万一外壁の隙間などから雨水が浸入しても、壁体内には浸入させずに屋外に排出します。
③建物外周が「通気層」で覆われるので遮熱効果により外気温の影響が少なくなります。

結果的に建物の耐久性が向上することになるのです。

 

私たちが創る鉄筋コンクリート住宅では「ポリスチレンフォーム」や「フェノールフォーム」
といった発泡系の断熱材を使用しています。
同様にこちらも、正しい施工方法や技術力が重要となります。

鉄筋コンクリートのモデルハウス「RCギャラリー西宮」では「ビーズ法ポリスチレンフォーム」を使用した
「外断熱工法」を採用しています。

「ビーズ法ポリスチレンフォーム」使用「外断熱工法」

東邦レオの「エコサーム」

採用しているのは東邦レオの「エコサーム」です。
こちらの工法は断熱材の割り付け方や接着剤の塗り方など、独自のノウハウが必要なので
メーカーである東邦レオさんの「責任施工」となっています。

東邦レオさんの「責任施工」

東邦レオの「エコサーム」施工

木造やRC造など、建築工法によって使用する断熱材や施工方法も異なります。
いずれにしても、私たちの創る家が健康で快適な暮らしの場所であるためには
断熱材についての豊富な知識と正しい施工が必要不可欠です。

私たちが創る家が家族の笑顔を守り続け、
何十年も住み継がれて街の風景になることが私の願いです。


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