おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
  

RCギャラリー西宮から4kmほど南東には、
現在熱戦が繰り広げられている甲子園球場があります。
毎日その甲子園球場の前を通勤で通っている松井です。

地方からの応援に駆けつけた人達が甲子園に向かって歩いているのを観ると、
元高校球児の私はちょっと寄り道したくなります。

ここ数日は、日中の最高気温が35℃を超える日が続いています。
新しく家をお考えの場合、夏場はエアコンを使用される方がほとんどですが、
冬場の暖房器具についてはさまざまです。

季節はずれな話題になりますが、今回は暖房器具としてお客様からご要望の多い
『煤も煙も出ない暖炉』を二つ紹介します。

初めは現在、仕様打合せを進めているお宅で導入を検討しているガス暖炉です。

“リンナイ　ガズ暖炉アリーバカタログより引用”

“ガス式”なので、“薪暖炉”とは違い灰の処理や薪を用意する必要がありません。
暖房能力も7.16ｋＷと高く、目安として木造なら18畳、ＲＣ造なら25畳を暖めてくれます。

こちらはガスメーカーのリンナイさんの商品ですが、製造国はニュージーランド。
担当の方に聞くと、納期は発注後2～3ヶ月と結構掛かるようです。

気になるコストはメーカー希望小売価格88万円と、暖房器具の中では高額です。
実際の設置にはガスの配管工事も別途必要になります。

“リンナイ　ガズ暖炉アリーバより引用”

ガスを燃焼させて炎を出しますが、薪はセラミック製であくまで演出用で交換の必要はありません。
パネルの表面温度は約140度前後になりますので、小さなお子さまが居る家庭では柵などの安全対策が必要です。

単に暖房の用途だけなら、コストも含めてたくさんの暖房器具がありますが、
『暖炉』は暖房能力もさることながら、インテリアとして価値があります。

リビングに暖炉があると、“くつろげる空間”や“ゆとりの空間”が演出できます。

二つ目は、私たちの“ＲＣギャラリー西宮”にも設置している『バイオエタノール暖炉』です。

リビングのレンガタイル壁の前に設置しているのですが、
「あれは何ですか？」
といった質問をよくいただきます。

ご存知ない方がほとんどで、
「暖炉なんです」とお話するととても驚かれます。

こちらの暖炉の燃料は「バイオエタノール」

容器のイラストの通り、さとうきびから作られた発酵アルコールなのです。

このバイオエタノール暖炉。煤も煙も灰も出ず、電気配線やガス配管といった工事も必要ありません。
ほんとうに「置くだけ」の暖炉なので、マンションにもよく採用されています。

RCギャラリー西宮に設置のタイプは本体価格56万円（税別）となります。

燃料は小さな蓋を開けて注入します。

点火には専用のロッドを使います。

本体の蓋を開けて、ロッドの先をバイオエタノールに浸します。

ロッドの先端に火を点け、バイオエタノールに近づけると、「ボォッ！」と点火します。
バイオエタノールは揮発性が高く、慣れないうちはちょっと怖いかもしれませんね。

炎の調整は、点火時に使用したロッドで蓋を開閉します。蓋を全部閉めると消火できます。

バイオエタノール燃料は、ネットで4L入×4缶＝16Lを送料込み8900円で購入しました。

リッター数をまとめて購入するともっと安くなるところもあるようですが、
計算すると送料込みでリッター当たり500円前後といったところでしょうか？

気になる燃費ですが、実際のところオープンしてからまだ冬を迎えていないのでなんとも言えません。
カタログでは、中火（蓋を半分開ける）で1時間当たり0.6Lを消費するとのこと。

一家団欒の19：00から22：00まで、一日約3時間使用したとすると、一日当たり1.8L、
一ヶ月では約50Lを消費することになります。

リッター当たり500円前後だとすると、燃料代は約25000円/月となります。

暖炉はエアコンと違って、輻射熱で暖める暖房です。
冬になれば、効果の程は実証してみて報告するつもりです。

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