2016.10.07

RCで創るテナントビル・・・大阪市内で進行中!

おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
  
 

RCギャラリースタッフの松井です。

今回は大阪市内で建築中のテナントビル工事現場リポートをお送りします。

 

今年は台風16号や18号や長雨の影響で、工事現場は当初の予定通りに進んでおらず、
現場担当者は週間天気予報を睨み、ヤキモキしながら工程を立て直しています。

それでも、大阪市内のテナントビル現場では完成に向けて着実に工事が進んでいます。

大阪市内のテナントビル現場

 

杭工事 → 基礎工事 → 1階躯体工事と進んで、現在は2階躯体工事(コンクリート打設)のために、
配筋・型枠工事に取り掛かっています。

配筋・型枠工事

上は壁の配筋検査の様子です。各階ごとに設計図面通りの径や間隔で鉄筋が組まれているかを検査します。
鉄筋はコンクリート打設後には見えなくなってしまう部位なので、配筋検査はとても重要な検査です。

大阪市内のこちらの現場は交差点に面した目立つ立地です。
テナントビルには持ってこいの場所で、工事が始まってからというものの
検討されている方や業者さんからの問合わせがひっきりなしにあります。

ただ・・・

まだ賃料などの条件面は検討中なので、お問合わせ頂いても具体的な返事が出来ないのです。
すみません。でもお問合わせをいただけるということは、とてもありがたいことです。

この後、2階躯体工事 → 3階躯体工事 → 4階躯体工事 → 外装・内装工事 → 外構工事

この後、2階躯体工事 → 3階躯体工事 → 4階躯体工事 → 外装・内装工事 → 外構工事 と進みます。
これからも要所で建物の進行状況をお伝えしてまいります。

大阪市内の土地は固定資産税も高いので、土地は目一杯有効に利用したいところですが、
隣の建物も境界一杯に迫っていて、鉄筋コンクリート造の場合は建物周囲に型枠工事や
足場を設置するためのスペースが必要になります。

こちらの現場では隣地境界線より狭いところで、約50cm空けて計画しています。

足場を設置するためのスペースが必要

現場の近隣では、下の写真のように隣の建物と30cm程度しか空いていない建物もあります。
こうした光景は都市部では珍しくありませんが、「外壁や設備配管のメンテナンスはどうするのだろう?」
と思ってしまいます。

隣の建物と30cm程度しか空いていない建物

ちなみに、鉄筋コンクリート造は、型枠を組んだり外したりするための空き寸法が必要ですが、
鉄骨造の場合は、もう少し小スペースでも施工が可能です。

 

収益目的の建物であっても、住宅と同様に長く使い続けるためには
将来の維持メンテナンスがしやすいことは不可欠です。

私たちは建築のプロとして、10年後、20年後にも責任を持った提案を心がけています。

※前回の記事はこちらから→ RCで創るテナントビル・・・悩ましいぞ「船場建築線」
※続きはこちらから→ RCで創るテナントビル・・・外壁に取り付ける屋外看板も大切な収入源です。
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