おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
皆様、こんにちは。
RCギャラリースタッフの吉川です。
5月も残すところあと僅か。
夏が近づくにつれてどんどん気温も高くなり、日中は夏の装いでもいいくらいの気候です。
ネットで調べてみると、昨年と同様に今夏も猛暑との予想が大半。
暑くなると私たち建設関係の仕事に従事する者が気をつけたいのが熱中症。
みなさまも十分な睡眠や休息、水分補強などお気をつけください。
今回は芦屋市で工事が始まった鉄筋コンクリート造3階建住宅の
地鎮祭の様子をご紹介します。
【地鎮祭】
とこしずめの祭り。鎮祭,鎮地,地祭,地曳,地勧請ともいう。
土木,建築などで基礎工事に着手する前に,その土地の守護神である産土 (うぶすな) 神や
大地を主宰する大地主神を祀って,工事の無事や順調な竣工を祈願する祭儀。
最近では、時代の流れによって地鎮祭を執り行わないケースも増えてきました。
地鎮祭は工事の安全や設計図通りの完成を祈願することはもちろんですが、
建築主をはじめ設計者や施工者など、同じ目的を持つ者が一堂に会することは、
とても意義があると私は思います。
会場の設営準備も整いました。
お聞きすると、関東と関西では盛砂の配置が逆になることもあるそうです。
本日の司会進行の大役は私、吉川が拝命しました。
設営準備の合間に、ご神職様とお施主様とで式の流れを打ち合わせしました。
地鎮祭は次のような流れで進行します。
① 手 水 (てみず/ちょうず) ・・・神事会場に入る前に、手を洗い、心身を浄めます。
② 修 祓 (しゅばつ) ・・・神様を招くにあたり、失礼のないように、諸々の穢れをお祓いします。
③ 降神の儀 (こうしんのぎ) ・・・祭場に神様をお迎えします。
④ 献 饌 (けんせん) ・・・神饌を神様にお供えします。
⑤ 祝詞奏上 (のりとそうじょう)・・・ご神職様が祝詞を奏上し、参列者一同で祈願します。
⑥ 清祓の儀 (きよはらいのぎ) ・・・敷地全体のお祓いをします。
⑦ 地鎮の儀 (じちんのぎ) ・・・青草の乗った盛砂をその土地に見立て、設計者・施主・施工者で敷地を均します。
⑧ 玉串奉奠 (たまぐしほうてん)・・・玉串を神様に奉り拝礼する儀式です。
⑨ 撤 饌 (てっせん) ・・・神饌を神様の前からお下げします。
⑩ 昇神の儀 (しょうしんのぎ) ・・・お迎えした神様にお帰りいただく儀式です。
⑪ 神酒拝戴 (しんしゅはいたい)・・・神様にお供えしていた御神酒をおさげして、参列者一同“かわらけ”にて頂戴します。
会場の前には「手水(ちょうず)」が用意されました。
左から手水桶と柄杓・零(こぼし・手水受け)、手を拭う白半紙を置く紙置き台、拭紙入と並びます。
参列者は神事会場に入る前に、こちらで手を洗い心身を浄めます。
お施主様、来賓、設計者、施工者、その他の参列者、ご神職様の順に会場に入ります。
「地鎮之儀」の様子です。
設計者、施主、施工者がそれぞれ鎌(カマ)、鋤(スキ)、鍬(クワ)を手に取って
共同でおこなう儀式です。
苅初之儀(かりぞめのぎ)・・・設計者が斎鎌(いみかま)を用いて草を刈る所作を3度繰り返します。
穿初之儀(うがちぞめのぎ)・・・建築主が斎鋤(いみすき)を用いて、盛砂を掘る所作を3度繰り返します。
鎮物埋納之儀(しずめものまいのうのぎ)・・・ご神職様が鎮物を盛砂の穴に埋納致します。
鎮物は地鎮祭の後に取り出し、施工者によって建物の基礎に沈めます。
鍬入之儀(くわいれのぎ)・・・施工者代表である弊社の社長・藪内が斎鍬(いみくわ)を用いて、
鎮物を砂で埋める所作を3度繰り返します。
こちらは玉串奉奠(たまぐしほうてん)の様子です。
神様に玉串を奉り、神様を敬う心を表します。
つたない司会ではありましたが、式典は滞りなく進行し、
最後の神酒拝戴(しんしゅはいたい)となりました。
この日はあいにくの雨天でしたが、式が始まるとともに雨は上がりました。
これにはみなさんが「神様のおかげやなあ」と話しておりました。
地鎮祭も終わり、まもなく工事が始まります。
「住まいは人の生命と財産を守り、明日への活力を生み出す場所」
そんな住まいの夢をお施主様は私たち三和建設のRC技術者に託していただきました。
ご期待に応える鉄筋コンクリート住宅を関係者が力を合わせて作り上げて参ります。
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兵庫・大阪で建てる高品質&ローコストのデザイン注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
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