その①をアップして、その②を書いているところに、「フィリピン沖 M7.6」のニュース。
日本にも一時津波注意報が出されましたが、幸い大事には至りませんでした。
本当に地震はいつ発生しても不思議ではありません。
下のマップは、今年1月17日付、朝日新聞の見開き面の記事。
地震大国日本で、30年以内に大地震が起きる確率を表しています。
阪神間に住む私たちにとって、やはり気になるのは、東海・東南海・南海地震。
先日の政府の公表では、この三つの震源域が連動する地震を、
「南海トラフ巨大地震」と呼んでいました。
30年以内に起こる確立を見ると、南海地震がM8.4で60%、東南海地震がM8.0で70%、
東海地震はなんとM8.0で88%となっています。
8/29の内閣府公表の被害想定で、死者約32万3000人の内訳をみると、火災が1万人、
建物倒壊が8万2000人、津波が23万人。
建物倒壊の8万2000人は、住宅の耐震化率を現状の79%から、100%に引き上げると、
1万5000人にまで減らすことができるとの試算です。
20Mや30M級と言われる津波被害については、やはり「早期の避難」しかなさそうです。
下の写真は、宮城県南三陸地方で、高さ16Mの津波による被害を受けたRC住宅。
壊滅的な津波の被害を受けた地域の中で、一棟だけはっきりと輪郭を残しています。
もちろん窓や手摺などは破壊され、内部は浸水していますが、構造体は損壊していません。
「住まいとは、人の生命と財産を守るもの」
デザインやコストもとても大事なことですが、
住宅建築に携わる者として、決して忘れてはならない言葉だと思うのです。
※前回の記事はこちらから→気になる地震 その①
※続きはこちらから→気になる地震 その③ ~ 阪神間の軟弱地盤
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