おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
みなさんこんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。
9月に入ると徐々に涼しくなり、ずいぶんと過ごしやすい気候となってきました。
でもこの季節、朝晩と日中の寒暖の差で体調を崩される方も多くなります。
帰りが遅くなる時は上着を持っていくなど、対策を忘れないようにしてください。
さて、本日は現在進行中の三和建設新社屋建築プロジェクト現場リポートです。
宝塚市小浜の現場では、8/21(月)に1階壁、2階床のコンクリート打設を行ないました。
写真は当日生コンプラントから一番に現場へやってきたミキサー車(正式にはアジテータトラック)
から、受け入れ検査用の生コンを採取しているところです。
鉄筋コンクリート構造は、なんといってもコンクリートの品質が重要。
実際に型枠へ流し込む前に、まず当社が指定した配合や強度となっているかを確認する為に
今回も4つの受け入れ検査をおこないました。
1.スランプ試験
試験はスランプコーンと呼ばれる筒にコンクリートを入れ、
一気に抜き取り、崩れたコンクリートの山の頂部からいくら沈んだかを計測します。
2.塩化物含有量
基準値0.3㎏/㎥以下であるかを「カンタブ」と呼ばれる塩分測定の試験紙で測定します。
3.空気量
検査では専用の容器に生コンクリートを入れては突くを2回繰り返し、
計測器付きの蓋で密閉して計測します。
4.圧縮強度試験
受け入れ検査時に円筒形の筒にコンクリートを取り分けて、テストピースを作ります。
圧縮強度試験はその場で行なうものではありません。
圧縮強度試験はこの日採取したテストピースを試験機にかけておこないます。
試験は原則、1週間目と4週間目におこないます。
テストピースを圧縮し、破壊された時点の強度が設計時に計画されていた強度よりも
上回っているのかを確認します。
これらの検査結果はホワイトボードに記し、施工記録写真として残します。
受け入れ検査は無事終了しました。
場内の作業員たちの動きも慌ただしくなり、いよいよコンクリート打設作業が始まります。
コンクリートの打設作業はチームワークが大切です。
手際よく進めていかなければ、先に打設したコンクリートの硬化が始まり、
施工不良(コールドジョイントなど)が発生してしまいます。
コールドジョイントとは、硬化し始めたコンクリートと後から打設したコンクリートが一体化せず、
打ち重ねた部分が意図的ではなく不連続面となってしまう現象です。
付着性が悪いため構造上の欠陥を生じやすく、
せっかくのコンクリート面の見栄えが悪くなってしまいます。
朝から始めた打設作業はノンストップで進み、なんとか打ち終えることができました。
打設の後、左官工がコンクリート表面をコテで押さえてこの日の作業は終了です。
気が付くと、あたりは夕暮れが迫っておりました。
現場は現在、次の工程の2階梁スラブの配筋組みが行なわれています。
2018年春の完成を目指して今日も着々と工事は進んでおり、
私も含めて社員一同、完成を待ち遠しく楽しみにしています。
まだ暑さが残る中、工事関係者や協力会社の方々は本当にお疲れ様です。
どうぞよろしく完成まで怪我の無い様頑張ってください。お願いします。
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