おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
皆様、こんにちは。
RCギャラリースタッフの松井です。
少し涼しくなってきましたが、知り合いの電気屋に聞くと、
今年の夏は猛暑でエアコンの売れ行きも好調だったようです。
暑さのピークは過ぎましたが、今回は新築時のエアコン計画について書いてみます。
どのお部屋にも必ず必要なのがエアコンですが、最近は機能も増えていて
サイズも大きく、インテリアデザインにも影響します。
当社では室内機、室外機の設置位置や配管をどのルートで通すかなど、
建物の意匠にも関係する設備のため、比較的は早い段階で打合せをおこなっています。
せっかくこだわった建物外観なのに、通りから室外機が丸見えではもったいないですから。
当社では建物全体を一台や二台の機器で冷暖房をおこなう「全館空調」も扱っていますが、
やはり一般的に多いのは個別空調です。
寝室や子供部屋などプライベートな空間の場合は、意匠よりもコストや機能性、メンテナンスを重視して
壁掛けタイプを用いることが多いです。
壁掛けタイプの中には、エアコン本体のデザイン性に拘った商品もあります。
ダイキンUX
ダイキンHPより
三菱 霧ヶ峰FLシリーズ
三菱HPより
リビングなど大きな空間では、意匠的にも容量的にも人気なのが天井カセット型エアコンです。
見た目にもスッキリしますし、ドレンアップ(室内機からの排水をポンプで排水する)機能も
内蔵されているので、室外機の置き場が自由(例:室外機を屋上にすることも可能)ですし、
離れた場所に置くことができます。
ただし、問題なのはコスト。
20帖程度の部屋の場合、モノにもよりますが機器本体は40~50万くらいが相場でしょうか?
これに、取り付け工事費が必要です。
壁掛けなら数万円で済むところが、天井カセット型なら天井から吊り下げる費用や
長い冷媒管・ドレン配管工事を併せて取り付け工事費は10万程度見込んでおいたほうがよさそうです。
また将来的に取替えする際も、取り外しや設置に手間が掛かることは言う間でもありません。
こうしたお話をすると、総合的に判断されて見送られる方も結構いらっしゃいます。
こちらは壁の中に埋め込むタイプのエアコンです。
本体は壁の中にスッキリと納まっています。
ルーバーは建築工事で取り付けています。
ルーバーを外すと、
フィルターを取り外すことができます。
天井カセット型同様に、このタイプは壁の中に冷媒間などを先行配管しているので、
事前の設計計画が重要になります。
こちらは、床置きタイプ。
エアコン自体の存在が見えなくなるので、スッキリします。
昨今の住宅ではエアコンはなくてはならない設備となりました。
設置位置や配管ルートなど、建築計画にも必ず絡んでくる要素になっています。
「必要だけどインテリアにもこだわりたい!」
最近はお客様の声をよく聞くようになりました。
注文住宅を手掛ける私たちは、それぞれのお客様の要望をしっかりと確認した上での計画が
大切だと、常々感じております。
兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
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