おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは、RCギャラリースタッフの松井です。
年の瀬も近づき、日に日に寒さも厳しくなってきました。
ここ数年はこの時期になると、1年があっという間に感じてしまいます。
それだけ年齢を重ねたということなのでしょうね。
ということで、今回は芦屋で建築中のビルトインガレージのあるRC住宅の
現場リポートお伝えします。
こちらの住宅は3階建です。
最上階のコンクリート打設も先日終え、現在は外部と内部を並行して
仕上げの準備に進んでいます。
現場の前には、鉄骨部材を載せたトラックが横付けされていました。
こちらはデザイン鉄骨階段のパーツです。
RC住宅でこうした鉄骨階段を採用する場合、
建築中の屋内はコンクリートスケルトン状態なので溶接による接合が可能なのです。
ですからいくつかに分けて現場に搬入し、現場溶接とする場合が多いです。
ちなみに木造住宅では溶接作業はできないので、完成品そのままを搬入するか、
あらかじめボルト接合が可能なように分割された部材を搬入することになります。
外部では、外壁仕上げの下地処理を左官屋さんがおこなっていました。
今日は特に気温が低く、屋外で作業される職人さん達には頭が下がります。
大変ごくろうさまです。
こちらは玄関部分。
両開きの大きな玄関ドアの設置も完了していました。
それぞれの部屋の断熱アルミサッシもほとんどが取り付け完了です。
ビルトインガレージ内は打ち放し仕上げとなります。
型枠を固定する際に必要なセパレーターの穴(=セパ穴)を利用して、数箇所フックを設ける予定です。
セパレーターはコンクリート壁の中に埋め込むのですが、両端はネジ形状になっているので
こうした使い方もできるのです。
現場では締め付け金物のフォームタイを利用して工事中の掲示物を掲げていますが、後で取り替えます。
仕上げ工事が進むにつれて、天井や壁内に隠れてしまう配管類も現場では撮影しています。
こうした写真は将来必ずやってくる維持メンテナンス対応時に役立つのです。
三和建設の住宅は給水・給湯配管に「ヘッダー方式」を採用しています。
ちなみに、「ヘッダー方式」とは「ヘッダー」と呼ばれる給水・給湯を一元的に分配するユニットから、
各水栓まで継ぎ手無しで配管する方式です。
写真の青色は給水配管、ピンクが給湯配管で、内部は白い架橋ポリエチレン管となっています。
架橋ポリエチレン管は柔軟性に富み、耐熱性・耐塩素性に優れ、長期に渡って衛生的に使用していただけます。
これまでのグレーの塩ビ配管とは違って、途中で継ぎ手がないので水漏れのリスクを大幅に軽減することができます。
天井を見上げると、パナソニック製の熱交換型24時間計画換気システムの本体が吊ってありました。
左側の太い配管は外部からの吸気管と館内からの排気管。
右の細い配管は外部より取り入れた新鮮空気を各室に送り届ける配管です。
【吸気・排気の流れ】
新築の住宅には必須の24時間換気システムですが、簡易的なものからハイスペックのものまで
数多く市場に出回っています。
三和建設のRC住宅では熱交換型タイプを標準採用しています。
例えば、外気温が0℃、室温が20℃の場合なら約70%を熱交換するので、
0℃の外気を約14℃にして室内に取り入れることができるのです。
冬場は冷たい外気を室温に近づけて取り込むので、冷たい空気が侵入する不快感を防ぎ
冷暖房効率を高めてくれます。
完成すると見えない部位ばかりなので、あちらこちらにカメラを向けていました。
ひょっとして職人さんの仕事のジャマをしたかもです。どうもすみません。
寒い中ですが、作業するみなさんは活気があって笑顔も溢れていました。
三和建設の家はこの方々によって創られています。
「ごくろうさまです。よろしくお願いします!」
そう言い残して現場を後にしました。
※前回の記事はこちらから→ 「熱橋」部分の断熱施工にもこだわっています ~ 芦屋のRC住宅
※続きはこちらから→ 芦屋ビルトインガレージのあるRCの家・・・足場が外れました!
兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
宝塚・尼崎・西宮・芦屋・神戸の鉄筋コンクリート住宅なら三和建設。