おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
皆様、こんにちは。
RCギャラリースタッフの吉川です。
巷ではインフルエンザが流行っています。
ニュースを見ると、患者数は3週連続で過去最多となったようです。
猛威を振るうインフルエンザですが、熱があまり出ないケースや
一度かかっても、違う型に感染することもあるようです。
かからなように予防するのが一番ですが、「あれ?おかしいな」と思ったら
できるだけ早く病院で検査してもらいましょう。
先日、弊社で13年前に建築させていただいた鉄筋コンクリート住宅のオーナー様より
お電話をいただきました。
何度かメンテナンスに伺っているのですが、築10年が経過しており、
そろそろ屋根の防水と外壁の改修をしたいとのご相談でした。
また家族構成も変わったので、改修工事と併せて3階部分の間取り変更と
リフォームのご相談もいただきました。
こちらが現在3階部分の間取りです。
設計者と同行しお話を伺うと、現在セカンドリビングや寝室、タンス置き場やウォークインクロークに利用している部分、
約38帖の空間に、キッチンや洗面、お風呂といった水廻りを設けた独立空間に変えたい、とのことです。
まずは設計者にて叩き台のラフプランを作成してみました。
1案目がこちらです。
大きな空間を得意とする鉄筋コンクリート造といえども、構造的に必要な壁は撤去することはできません。
今回の鉄筋コンクリート住宅の構造形式は「ラーメン構造(→詳細はこちら)」なので
内部の壁を全て取り除くことができ、プランの自由度があります。
「対面型のキッチンを設けたい」というご希望を優先したこちらのプラン。
でも、ダイニングキッチンは一番奥にあって独立性は高くなっていますが、
エレベーター前ホールからは廊下が必要になっています。
「少しスペースがもったいないかな?」
そこで第2案も考えてみました。
ダイニングキッチンを中央に配置し、ダイニングから寝室に入る間取りです。
第1案で「もったいないかな?」と思った廊下がなくなって、空間は広くなりました。
どちらのプランが使い勝手が良いのかは、実際にお住まいになるお客様次第です。
ところで・・・
洗面所とお風呂の位置がどちらのプランも同じ場所にあるのは理由があります。
こちらのお宅は13年前の新築時、将来の間取り変更に備えて、
給排水の設備配管をここに仕込んでいたのです。
階上にお風呂やキッチンといった水廻りを設けることは、どの工法でも大変なことですが、
堅牢な床や壁のある鉄筋コンクリート造の場合は注意が必要です。
13年前の計画段階から、将来的な間取り変更や改修を見据えながら、
聞き取りや打合せによってこの時に備えていたのです。
「家歴書(かれきしょ)」
私たちは、三和建設が建築した住宅や建物の設計図面やメンテナンス記録をこう呼んでいます。
今年、創業53年を迎える三和建設では、お客様の設計図書や打合せ議事録は
専用の建築した自社倉庫で大切に保管しています。
完成後のアフターメンテナンス対応時や、今回のような間取り変更やリフォームの相談時には
当時の記録を確認できるように万全の体制を取っております。
ちなみに・・・
三和建設でない他社で建築されたRC住宅のリフォームのご相談もよくいただきます。
築30年、40年といった建物もあるのでありますが、ほとんどの場合で設計士さんが丁寧に描いた
「設計図」が残っているのです。
当時はまだCADも普及しておらず、手描きの時代。
図面を拝見すると、一本一本、手描きで描いた先人の想いを感じることができます。
その想いを現在の私たちが受け継いで、さらに未来に残すことに悦びを感じています。
兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
宝塚・尼崎・西宮・芦屋・神戸の鉄筋コンクリート住宅なら三和建設。