おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは、RCギャラリースタッフの松井です。
2月はあっというまに終わり、バタバタと過ごしていると3月も残りわずか。
気候もよくなり、桜の花も満開です。
そんな中、先日はRC住宅で階上へ上がる為のステンレス製らせん階段を
取り付ける工事に立ち会って来ました。
設置場所は2階のルーフバルコニー。
朝からレッカーを使って材料を2階にあげ、まずはあらかじめ設けてあった土台に
円柱のステンレス支柱を同じくステンレスボルトで仮固定します。
屋外で使用する階段の多くはスチール(鉄骨)製が多いのですが、
錆を防ぐために定期的な再塗装が不可欠です。
そこで今回は錆びないステンレス製のらせん階段を採用することになりました。
こちらは高さや幅を指定したオーダー品で、パーツで搬入し、現場で組み立てます。
踏板やとその他の部材です。
踏板の滑り止めと水抜きようのパンチングデザインは、
お施主様と弊社インテリア担当の宮田が相談して決めました。
大小の穴を織り交ぜたものとなっています。
土台と支柱の接合部分です。
ちなみにこちらのRC住宅では、雨樋も耐久性にこだわってステンレス製のものを採用しています。
踏板は溶接ではなく、あらかじめ支柱に取り付けられたプレートにボルトで固定します。
最上段の踏板の固定には、ボルトと溶接を併用していました。
一般に溶接と聞くと、「バチバチっ」と火花が飛び散るイメージを持たれると思いですが、
こちらでは火花が飛び散らない「TIG溶接」という溶接方法が用いられます
仕上げを要求されるステンレスやアルミ部材の溶接には「TIG溶接」が一般的です。
音も静かで火花が飛び散らず、溶接部分の仕上がり美しいのが特徴です。
仕組みは、タングステンという棒に電流を流し、溶接する材料との間に高温のアークを
発生させ、その熱で材料同士を溶かしてくっつけます。
「TIG溶接」では、他の物質と科学反応を極めて起こしにくいアルゴンガスを使用します。
RC住宅もそうですが、こうして現場毎に微調整しながら造り上げる一品物は
その過程も含めて、なんとも味わい深いものがあるなあと見惚れておりました。
※前回の記事はこちらから→ 芦屋ビルトインガレージのあるRCの家・・・アプローチ塀は杉板型枠の打放し!
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