2018.04.14

RC住宅の遮音性能・・・実際に測定してみました!

おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

みなさんこんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。

本日4/14は、韓国ではブラックデーと呼ばれています。

学生時代に韓国人の友人に教えてもらったのですが、
バレンタインデーとホワイトデーのいずれも何ももらえず、恋人ができない悲しみを
慰め合うために生まれたもの不思議な記念日だとか。

かなり悲観的な記念日だなと当時は聞いていたのですが、調べてみると、
黒い服を着た若者が集まり、チャジャンミョンという黒いあんかけの麺を食べるという
イベントが行なわれ、そこでまた出会いが生まれるという仕組みになっているようです。

チャジャンミョンという黒いあんかけの麺

日本でもいつかハロウィンやクリスマスのように取り入れられそうですね。(笑)

 

さて、本日はRC造の遮音性能について。

以前もRC造の遮音性能については取り上げましたが、
今回は、実際に騒音を測定してみて、どれくらいの効果があるのか実験してみました。

場所は、当社モデルハウス「RCギャラリー西宮」

遮音測定場所はRCギャラリー西宮

交通量の多い国道171号線に面したモデルハウスで遮音測定

交通量の多い国道171号線に面しており、
実際に測定するにはもってこいの場所ではないでしょうか。

今回は4箇所で30秒間の測定を行ない、
①と②、③と④をそれぞれ比較しました。

測定箇所

 

まず①と②の比較は、
道路の騒音がリビングでどれくらいの音になっているかの検証。

①(モデルの入口付近)で道路の騒音の測定

①(モデルの入口付近)で道路の騒音の測定

①(モデルの入口付近)で道路の騒音の測定 結果

平均77dBという結果でした。

騒音レベルを日常の騒音に例えてみると・・・

日常の騒音

写真にも写っている大型トラックが通った際は83dBとなっており、
やはり大きな国道沿いでは住環境としての対策が必須です。

②(リビング)で騒音の測定

②(リビング)で騒音の測定

②(リビング)で騒音の測定 結果

部屋で国道に最も近いリビングで測定してみました。
平均すると、50dB前後という結果となりました。
モデル前の国道沿いと比べると、約30dBの音を遮っているということになります。

50dBといえば、静かなオフィスくらいの環境です。
建物の中に入ってしまえば、僅かに車の音が聞こえるくらいで、本当に静かに過ごすことができます。
計測したのは交通量が最も多い日中なので、夜間はもっと静かになります。

次に③と④の比較では、
1階で音楽を大きな音で流し、2階でどれくらい聞こえるかの検証。

③(1階キッチン、ラジカセの前)で音の測定

③(1階キッチン、ラジカセの前)で音の測定

③(1階キッチン、ラジカセの前)で音の測定 結果

平均90dBといった結果でした。

90dBといえば、騒々しい工場内や掘削機の音に相当するため、
耳が痛くなってしまうくらいの大きな音になります。

④(2階寝室)で音の測定

④(2階寝室)で音の測定 結果

④(2階寝室)で音の測定 結果

平均58dBといった結果でした。

こちらも約30dBの音を遮っており、
遠くで音は聞こえるものの、1階でそんな大きな音が鳴っているとは思えませんでした。

お客様から
「国道沿いに建っているとは思えない静けさですね。」
といったお声をよくいただきますが、
実際に音の測定を行なうと、数字でもその遮音性能が証明されました。

コンクリートの壁とは違い、窓や扉は遮音性能が低いため、そこから入ってくる音で
今回は30dBほどの遮音という結果になりましたが、
コンクリート躯体自身は50dBもの遮音性能があると言われています。

国道沿いや線路沿いの敷地でのご計画、シアタールームや音楽室をご計画の方には、
抜群の遮音性能を誇るRC住宅をおススメします。


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