おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
みなさんこんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。
本日、取り上げるのは「断熱施工」について。
三和建設のRC住宅は、「内断熱」を標準仕様としています。
押し出し法ポリスチレンフォームを型枠の室内側にセットしてコンクリートを打設することで
コンクリートと断熱材が完全密着し、壁内部に結露が発生しない“無結露構造”が完成します。
下の画像は2016年に閉館した旧宝塚展示場の解体作業の様子。
リサイクルのため、コンクリートと完全密着した断熱材をはがしています。
1日目は手作業で始めたのですが、コンクリートと断熱材があまりにも密着して
作業が進まず、二日目からは専用の機械を使っての作業となりました。
内断熱工法のRC住宅の場合、断熱材の厚みや下地材を含め
コンクリート面から仕上げまで6センチ程度壁の厚みが増します。
上はあくまでイメージ図ですが、
木造など他の工法に比べると、結構室内を圧迫するのですが、
そのおかげで快適な室内環境を得ることができるのです。
ところが、よくお問合せのある古い(築20~40年)のRC住宅では、
経験上そのほとんどが断熱に対する配慮がなされていません。
こうした古いRC住宅を建物内側から断熱改修する場合、
基本は断熱する壁すべてをコンクリートむき出しにしなければならず、
「以前よりも部屋が狭くなってしまう」といったデメリットもあります。
そこで既存RC住宅の断熱改修の場合、私たちは「外断熱改修」提案しています。
外断熱はRC造の建物ととても相性が良いとされています。
コンクリートは高い蓄熱性能を持っているため、
外気温をコンクリート躯体の外側でシャットアウトし、部屋の中の冷暖房の熱を躯体に蓄えることができます。
外断熱工法は、外気温の温度変化に左右されない快適な温熱環境を生み出してくれるのです。
私たちがよく提案するのは、鉄筋コンクリートモデルハウス「RCギャラリー西宮」でも採用している、
東邦レオさんの「エコサーム」です。
こちらの工法は断熱材の割り付け方や接着剤の塗り方など、独自のノウハウが必要なので
メーカーである東邦レオさんの「責任施工」となります。
外断熱での改修の場合、コンクリート躯体を外気から守ることになるため、
建物の寿命を大幅に延ばすことになります。また外壁仕上げも兼用することになるので、
「そろそろ外壁の塗り替えを・・・」とお考えの場合には最適の工法なのです。
「とにかく夏場の2階はすごく暑いので、なんとかしたい」
「冬場の結露がひどく、カビもどうにかならないか」
「どうせ改修するなら、新しい間取りにしたい」
「せっかくのRC住宅だから、その性能を存分に活かした家にしたい」
改修のご相談の際、お住まいのRC住宅についての悩みや感想をお聞きするのですが、
堅牢さや耐久性は満足されているものの、住み心地には決して満足されておらず、
「もったいない」と思うこともしばしばです。
工法は同じRC住宅であっても、施工した会社によって仕様や納まりが異なるため、
RC住宅の断熱改修には、知識とノウハウが必要になります。
今年で創立53年を迎えた私たちは、新築・改修ともにRC住宅を扱う技術者集団として、
快適な住まいをご提供するため、日々試行錯誤を続けています。
兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
宝塚・尼崎・西宮・芦屋・神戸の鉄筋コンクリート住宅なら三和建設。