おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
※2023/3/14現在の最新情報は「ホームエレベーターのある家」からご覧いただけます。
合わせてご確認くださいませ。
3階建や5階建住宅を検討中の方、高齢者がいるご家庭や自分たちの老後に備えてと、
ホームエレベーターの設置を希望されるお客様が増えています。
高齢社会に向けた普及を図るために、一般エレベーターの構造規定を緩和した
「ホームエレベーター」が設置され始めたのが平成元年のことです。
ここ数年は普及率や設置台数も増加傾向で、新築だけでなくリフォームで設置されるケースも
多くなっています。
今回はRC住宅にホームエレベーターを設置する際のポイントを説明します。
1. 駆動方法
ホームエレベーターには、ロープでカゴを吊る「ロープ式」と
油圧ジャッキでカゴを押し上げる「油圧式」の二つの駆動方法があります。
さて、何がどう違うのか、業界最大手のパナソニックのホームエレベーターの3人乗り普及モデル
「1414」シリーズで比較してみました。
平面図を見ると、油圧式の場合は昇降路内の1/3程度がジャッキで占められています。
そのため同じ3人乗りでも、ルーム間口方向の有効寸法は油圧式が850㎜、ロープ式が950㎜と
ロープ式のほうが10㎝広くなっています。
そして二つの駆動方法のホームエレベーターでもっとも違う点は
「最大昇降行程」と「最大停止階」と「速度」です。
ロープ式の最大昇降行程は13.0m以下、最大停止階は5ヶ所・下降速度30m/分(Hシリーズのみ)に対し、
油圧式は最大昇降行程7.0m以下(機種により6.2m、3.3m以下)、最大停止階3ヶ所・上昇も下降も20m/分
となっており、ロープ式のほうが最大昇降行程は長く、最大停止階も二層多くなります。
気になるエレベーター本体の価格ですが、パナソニックのホームエレベーター3人乗り普及モデル
「1414」シリーズでは、ロープ式が313~483万円、油圧式が320~365万円となっております。
設置工事費も含め、実際に三和建設がお客様に提出する見積もりにおいても、
ロープ式のほうが安くなり、新築RC住宅ではロープ式を採用することがほとんどです。
油圧式は掘り込みガレージの駐車場から直上階のみへ上がる場合などの停止階が少ないケースや、
木造住宅のリフォームで、畳一枚分の押入れをエレベーターにするなど、限られたスペースへの設置に適しています。
→ 「すまいのこだわり・・・ホームエレベーターのある家 その②」に続く
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