2022.08.08

断熱材を変更しました。
~ポリスチレンフォームから吹付硬質ウレタンフォームへ~

おかげさまで創業57年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

皆さま、こんにちは。
今年の2月から西宮展示場へ異動となりました、営業の徳田と申します。
本日、初めてのRCブログを担当いたします。

前部署では宝塚を中心に不動産売買、注文住宅請負に携わってまいりました。
鉄筋コンクリートの注文住宅を担当するのは初めてではありますが、
これまでの経験を活かしつつ、土地探し、売却から新築まで幅広く、
一括でお役に立てたらと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。

ちなみに私の最近のマイブームが手料理です。先日は自宅で「もつ鍋」を作りました。
お鍋というと寒い時に食べるものというイメージですが、
スタミナがつく「もつ鍋」は疲労回復効果バツグン!
夏バテ予防にぜひお試しくださいね。

モツ鍋

 

さて、初めてのRCブログのお題は「断熱材について」。
私たち三和建設が手掛けるRC(鉄筋コンクリート)住宅につきまして
断熱工事の内容に一部変更がありましたのでお伝えしたいと思います。

ポリスチレンフォーム

従前ではポリスチレンフォームを採用していました。
こちらはコンクリート打設前の型枠にあらかじめ断熱材をセットすることで、
コンクリートと一体となって高い断熱性能を発揮する商品です。

ポリスチレンフォーム.施工

 

そして新しく標準となった吹付硬質ウレタンフォームがこちら。

吹付硬質ウレタンフォーム

株式会社日本アクアの「アクアフォーム」という商品です。
ピンク色で見えている部分が全て断熱材となります。

型枠にあらかじめ断熱材をセットするのではなく、現場で材料を発泡させて施工し、
発泡すると瞬間的に硬化します。

材料が隅々まで行き渡って充填されるため、断熱材の弱点ともいわれる継ぎ目が出ない、
「シームレス施工」が可能です。

アクアフォーム様資料 ①
“株式会社日本アクア様 資料より引用”

施工した瞬間に上記のような細かいセル(気泡)を構築します。
この細かい何層にも広がるセル達が熱だけでなく「吸音・防音・遮音」と
外部からの騒音をシャットアウトする手助けをしてくれます。

また今回採用の「アクアフォーム」はフロンガスを利用する吹付ではなく、
「水」と材料を使って現場で発泡させる断熱材。
気泡の中に含ませた空気によって断熱効果を発揮するのです。
またフロンガスは時間がたつと抜けてしまいますが、空気は入れ替わるだけですので、
経年変化の差が少なく、長期間、高い性能を発揮し続けることができます。

 

アクアフォーム様資料 ②
“株式会社日本アクア様 資料より引用”

住宅は日々進化するといわれますが、何事においてもまずは社内で検討を重ね、
試行錯誤の上、お客様へ最善の提案をお届けできるよう取り組んでいます。

SDGsの取り組みが世界中で拡がりを見せる中、
日本でも2020年の「2050年カーボンニュートラル宣言」を受け、脱炭素化に向けて
さまざまな取り組みが進められています。
住宅業界においてはさらなる省エネ化を目指して、ますます「高断熱」「高気密」化が
求められるようになりました。
こうした状況の中、断熱材の性能の向上はもちろんの事、より高い施工精度と品質管理が必要となった為、
専門の職人により施工され、かつ温暖化の原因となるフロンガスを使わない材料の採用となりました。

今後、新しくなった断熱材の性能を体験出来るイベント等も発信して行けたらと考えております。
その際はぜひ一度、ご参加ご検討ください。


兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
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