おかげさまで創業59年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

先週は雨の日が多く、モデルハウスのあるここ西宮市でも5月の降水量としては
観測史上最多を記録するなど、梅雨入りを待たずして記録的な大雨となりました。
近畿地方の今年の梅雨入りは平年より遅れるとの予報ですが、同時に雨量が多いとの予測もされており、
それだけ大雨に見舞われる可能性も高まるということになりそうです。
梅雨入りまでの晴れ間を有効活用して、事前に備えをしておきたいものですね。

さて本日は、「今年こそRC住宅の外断熱改修を･･･」とお考えの皆さまへ、
今年度の受付が始まりました、断熱改修の補助事業についてお知らせしたいと思います。

RC外断熱改修に対する補助事業については、当ブログで「RC断熱改修には補助金があります！」と
題しまして、7回に渡りレポートしてまいりました。
その際に利用した経済産業省による断熱改修の補助事業「次世代省エネ建材の実証支援事業」が
本年度も5/7（火）より一次公募が開始されています。
※この支援事業は木造、鉄骨およびRC内断熱でも利用できます。

一般社団法人環境共創イニシアチブHPより

今年の夏は昨年同様に猛暑となる事が予想されていますが、加えて政府が実施してきた
電気代・ガス代の負担軽減策としての補助金が2024年5月で終了し、6月より電気代は上がる事となります。
「これから迫りくる猛暑と上がる電気代をRC外断熱改修で何とか出来ないか・・・？」
現在、築年数の経ったRC住宅にお住まい、もしくはこれから中古RC物件の購入をお考えの皆さまにとっては、
その建物が災害に強いだけではなく、温熱環境などについてもストレスフリーで健康的かつ快適な空間であることが望ましいのではないでしょうか？
これからRC外断熱改修をお考えの方にとってはいい機会かと思いますので、ぜひ補助金の利用をご検討いただけたらと思います。

「今から申し込んでも間に合うの？」
2024年（令和6年）度分を申し込んだ場合のスケジュールと計画および工事の流れをご説明します。

一般社団法人環境共創イニシアチブHPより

RC外断熱改修の建物規模が延床坪30坪〜40坪の場合、補助金対象部分の工期は約3ヶ月ほど必要となります。
それを踏まえて6月からのスタートした場合のスケジュールです。また一次公募の期限5/7～8/30を利用の場合となります。

6月上旬　
もうすぐ梅雨入りです。
弊社にご依頼をいただきましたらご要望事項のヒアリングと現地の調査を行います。
建築図面のご準備をお願いします。

6～7月　　
梅雨の真っ只中です。
断熱改修の設計計画を行います。ご提案に合わせてお見積書をご提示します。

7月末　　
梅雨が明け本格的な夏がスタートします。
計画内容と改修費用の同意がいただけましたら、補助金審査の書面を作成します。

8月　　　
セミの鳴き声が盛りのお盆を迎えます。
補助金申請を行い審査後に交付決定を受けます。

9月初め　　
残暑が厳しくまだまだ夏は終わりません。
RC外断熱改修工事の請負契約を手交します。

9月　　　
早く涼しくならないかと待ち望む日々が続きます。
工事準備を行いその後に着工します。

10～11月　
ようやく暑さが収まり、秋らしい天気で体を動かしたくなる季節となります。
気候も良く働きやすい環境でしっかりと改修工事を行います。

12月初め
紅葉が見ごろの晩秋を迎える頃です。
工事完了となりお引渡しとなります。この補助事業を利用した工事では実績報告書の提出が必要となります。
期限は12/6ですので作成して提出します。

12月中旬　
今年は厳しい寒さとなるでしょうか？それとも暖冬でしょうか？
ご入居にて実際に断熱性能をご体感いただきます。
外断熱改修を行った建物の性能を確認する為に効果測定を行います。寒い日を選んで一晩、測定器設置させていただき室内外の温度変化を測定します。

来年1月　　　
新しい年を迎えます。
この補助事業を利用した工事では効果測定報告書の提出が必要となります。
期限は1/6ですので作成して提出します。

令和6年度内に補助金の交付額確定通知書が発行され、その後に補助金の入金となります。
またアンケートへのご回答をお願いする事になります。
これにて完了となります。

このスケジュールですと準備万端。本格的な冬となる1月末〜2月初旬を迎える前に省エネで快適な暮らしが実現します。

一般社団法人環境共創イニシアチブHPより

詳しい内容については前回レポートのブログをぜひご覧になってみてくださいね。

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