2012.10.20

大阪福島マンション工事中 ~鉄骨工場検査

こんにちは。監督の小林です。

三和建設はコンクリート住宅を数多く手掛けていますが、
今回の私の現場は、大阪福島区で鉄骨造5階建のマンションです。

コンクリートの建物は、現場で鉄筋を組んでコンクリートを流し込んで躯体を
作りますが、鉄骨造の場合、骨組みである躯体は、認定を受けた鉄骨工場で
製作してから、現場に搬入して組み立てます。

鉄骨造の場合、現場に搬入する前に、工場検査をおこないます。
設計図通りの正しい寸法や仕様になっているかを、工事監理者(設計事務所の先生)
や現場監督で検査します。

先日は、このマンションの工場検査に行ってきました。
今回は「製品検査」 (受け入れ検査とも言います) となります。

検査は工場の責任者が立ち会っておこなわれます。
鉄骨造の骨組みで重要なのは、接合部分。
工場で行われる溶接接合は、もちろん有資格者がおこなっています。

溶接による接合は、不良ヶ所が見た目だけでは判別しづらいので、その検査には
「外観検査」と鉄骨に超音波を当てる「超音波探傷検査」をおこないました。

超音波探傷検査とは?
非破壊検査の一種。パルス発信器から発生した超音波パルスを探触子から発信し、
その一部が内部の欠陥(溶接の不良ヶ所)に反射されることで、その反射波を探触子
で受信し高周波電圧に変換された後、モニターで表示することにより、欠陥の存在
位置及び大きさの程度を知る検査。

写真のナビのようなモニターがパルス発信器、検査員がつまんで溶接個所に当てている
のが探触子ですね。


監督の私も検査員として、モニターをのぞいて確認しました。

下の写真は、柱と梁の付け根を溶接した部材です。
大型トレーラーに載せて現場に搬入するために、分割されたサイズとなっています。

工程の最後には錆止めが塗られます。錆止めは、ボルトで接合する部分には塗りません。
塗装の膜がボルト接合した部分の強度に影響するからです。


こうして検査を終えた部材は、あとは出荷を待つばかりです。
次はいよいよ鉄骨を組み上げる、「建て方」の様子をお伝えします。

※続きはこちらから→大阪福島マンション工事中 ~鉄骨工場検査 

兵庫・大阪で建てる高品質&ローコストのRC住宅。耐震・耐火性能で選ぶならコンクリートの家。
宝塚・尼崎・西宮・芦屋・神戸の鉄筋コンクリート住宅なら三和建設。