2013.02.02

電気料金値上げ~これからどうなる?

こんにちは。営業の沖田です。
早いもので、もう2月に入りました。
2月の雅語は如月(きさらぎ)。
衣を何枚も重ねるほど寒いことから、
「衣更着」とも書くようです。
インフルエンザが大流行しています。
皆さま、手洗いとうがいの励行、十分な休養を心掛けましょう。

以前に建築いただいたお客様より、
「電気料金の値上げ」について質問をいただきました。
「この先、いったいどうなるの?」

昨年11月26日に、関西電力は経済産業大臣に
H25年4月1日からの電気料金の値上げを申請しました。

東日本大震災以降、停止中の原子力プラントの再稼動時期が
見通せない中、火力発電の焚き増しや停止していた発電所
の再稼動、火力燃料費の大幅増加などが値上げの要因です。

1月31日には、電力9社の2012年4~12月期連結決算が出そろい、
7社の最終損益が赤字。関西電力は1519億円と、巨額の最終損益と
なっています。

関西電力にはさらなる企業努力を求める声もあります。
原子力発電の安全性が議論されている中、
それでも毎日使う電気料金について、「痛みをともなう」
ことには、多くの方が理解を示されているようです。

で実際にどうなるのかというと・・・

一般的にガス併用で電気をお使いのご家庭では、
「従量電灯A」という契約メニューとなっています。

ガス併用の一般家庭での年間電気使用量は5000~6000(kWh)
と言われます。
使用量によっても異なりますが、1カ月あたり300~400(kWh)前後のご家庭が多く、
今回の値上げで、1kWh あたり2.54~4.76円、年間にして13000~28000円
近く負担額が増えることになります。

お問合わせいただいたお客様のお宅は「オール電化住宅」。
電化住宅の料金体系「はぴeプラン」の値上げ幅もかなりのものです。

オール電化住宅の場合、割安な深夜電力(表中のナイトタイムの料金。
日中の約1/3)を利用してお湯を作ったり、暖房の熱を蓄えたりすることで
全体の電気料金を抑えることができるのですが、この深夜電力も
1kWh あたり2.57円のアップ。

蓄熱暖房器を一台設置のご家族で月あたりの試算をすると、最も電気を使用する
1月で約5000円、最も少ない5月や10月でも約1800円の負担増になります。
実は私の家もオール電化住宅。あまりの値上げ幅に驚くと同時に
一層の節電を心掛けようと肝に命じました。

H26年4月には消費税増税も控えています。
太陽光発電やエネファーム、蓄電池やスマートハウスと、
各社はそのメリットを誇示しています。
決して踊らされることなく、私たちはユーザーの視点で
ベストな選択に努めたいと考えています。

 

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