おかげさまで創業49年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
営業の沖田です。
仕事柄、住宅に関連するニュースは
特に関心を持って見ているのですが・・・
東日本大震災以降、特に電力をはじめとするエネルギーを取り巻く環境は
急ピッチで進んでいるようです。
「で、いったい私たちにどんなメリットがあるの?」
「HEMS」「スマートメーター」「電力小売自由化」etc・・・
「分かっているようで、うまく説明できない」
これではいけないと、先日は機器メーカーのパナソニックさんを招き、
最新エネルギー事情について社内勉強会を開催しました。
原子力発電が停止している今、日本のエネルギー自給率はわずか6%。
ほとんどのエネルギー供給は石油や石炭、天然ガスなどの輸入化石燃料に頼っています。
こうしてあらためて話を聞くと、
日本のエネルギー事情は結構深刻なのが分かります。
家庭のエネルギー消費の推移を見ると、20年間で約1.3倍増加しています。
家電製品の普及で、今や家庭での電力消費は増える一方ですし、
原子力発電停止での電気料金値上げもとても気になるところです。
一般家庭でも、単にガマンする「節電」ではなく、
時間帯のピーク電力量を抑える「ピークカット」や
使用時間をずらす「ピークシフト」を
実施して、電気使用量が片寄らない工夫が求められているのです。
【スマートメーター】
政府のエネルギー政策として、2016年に「電力小売全面自由化」が計画されています。
これが実施されると、関西に住む私たちは「関西電力」以外の事業者から
電気を買うことができるようになり、自由に電力会社を選べるようになるのです。
これらを見据えて、政府は通信機能や制御機能を持った次世代の電力メーター
「スマートメーター」を2024年度の全家庭設置目標を掲げています。
「スマートメーター」は、デジタルで使用電力量をタイムリーに計測します。
現在のメーターでは、検針員が各家庭を訪問して手作業で検針していますが、
「スマートメーター」なら、データは30分毎に電力会社に自動送信されます。
【HEMS(ヘムズ)】
「HEMS」とは、Home Energy Management System の略。
一言で言えば、センサーやITの技術を活用して、家庭で使うエネルギーを
かしこく管理するシステムのこと。
「HEMS」に家電や太陽光発電、蓄電池をつなぐことで、家庭のエネルギー使用状況を
「見える化」し、各機器をコントロールしてエネルギーの自動制御をおこなうことができます。
政府は2030年までに全ての家庭に「HEMS」を設置することを検討しています。
そして・・・
「スマートメーター」と「HEMS」を組み合わせることで、さらに付加価値がアップします。
この連携によって、家庭と電力会社双方の電力バランスの調整が可能になります。
【スマートメーターにHEMSがつながると・・・】
電力会社は、電気使用量が多い時の電力消費を抑えるため、
家庭や企業に電力使用を控えるように促すことが可能になります。
例えば真夏の午後、電力会社は電力使用量がひっ迫しそうになる前に、
スマートメーターとHEMSを介して遠隔制御でエアコンの設定温度を弱めることができます。
他にも、家中の照明をまとめて操作できたり、
外出先からスマートフォンでエアコンのON/OFFが可能になったりと
近い将来、節電がスマートにかしこくできるようになりそうです。
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