おかげさまで創業49年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。営業の松井です。
神戸海岸通りマンションの現場レポートです。
今年は台風が多くやってきますが、そんな中でも建築現場は監督や職人さんの
尽力で一歩一歩、完成に向けて進んでいます。
神戸海岸通りマンションでは現在、基礎工事と建て方工事が完了し、
外壁のALCパネル工事が進められています。
ALCとは「軽量気泡コンクリート(autoclaved lightweight aerated concrete)」
の略で、高温高圧多湿養生(オートクレーブ)状態で製造管理された軽量気泡
コンクリートのことです。
製品の品質も作業性が良いのはもちろんですが、このパネルの一番の魅力は
「軽い」ということです。
神戸海岸通りマンションもそうですが、3~5階建の小規模の建築物では、
「鉄骨造+ALC外壁」を組み合わせた工法が多く採用されます。
クライアントから依頼があり、その土地に新しく建物を計画する時には、
住宅なら間取り、マンションなら住戸数をと、一番にどれくらいの規模が建てられるのかを
検討するのですが、マンションなど事業性のある建物なら同時に建築コストも把握しておか
なければなりません。
いくら広くてデザインの良い「カッコイイ!」建物の図面であっても、
予算に見合わない「絵に描いた餅」ではお話になりません。
でも建築地の条件はいつも異なります。
毎回その土地毎に最適なプランを設計者が考えて提案する中においては、
提案図が予算と大きくかけ離れることもじつはそんなに珍しくはありません。
三和建設は設計と施工を一貫して取り組んでいる会社です。
そのメリットを活かし、過去の同じ工法、同じ規模の施工事例やバックデータを元に、
設計者がプラン図を作成すれば、すぐさま積算者が概算金額を掴むことができます。
クライアントに提示する前には、事業担当者や積算者、工事部責任者が
それぞれがプロの目線で、品質の向上やコストを抑えるために積極的に意見を
出し合っているのです。
時には激しく意見がぶつかりあうこともありますが、
全ては「良い建物を創りたい」との想いから。
こうして三和品質の建物が生まれています。
神戸海岸通りマンションは当初、鉄筋コンクリートで計画をスタートしましたが、
実際に計画地において地盤調査(ボーリング調査)をおこなった結果,
鉄筋コンクリート構造の建物重量を支持するには、過分の費用がかかる地盤補強工事が
必要であることが判りました。
(↓クリックで拡大します。)
→ 「ボーリング柱状図」の見方はこちら
建築構造別の建物重量比較(2階建で比較)では、
一番軽い木造を1とした場合、鉄骨造は約1.3倍、RC造は約5倍にもなるので
地盤補強工事の有無や工法は全体の資金計画に大きく影響します。
神戸海岸通りマンションの場合では、建物重量を抑えた「鉄骨造+ALC外壁」で
再提案し、採用に至りました。
三和建設では「RC造」「鉄骨造」「木造」と、様々な工法を取り扱っております。
当然ですが、それぞれの工法毎にメリットやデメリットがあります。
社員が毎朝唱和している三和建設の経営方針の冒頭の言葉は、「顧客最優先」
クライアントの要望や計画地のニーズに合わせて、多方面から柔軟な考え方が
出来るのも自分たちの「強み」であると思っています。
※前回の記事はこちらから→神戸海岸通りマンション・・・鉄骨が建ち上がりました!
※続きはこちらから→神戸海岸通りマンション・・・ALCパネル取り付け中
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